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オールオン4のデメリットは6つ!後悔する人や大きなメリットも紹介

オールオン4について調べると良いことばかり書いてあるけど、デメリットがないか気になる……。

オールオン4治療を受けるなら、事前にメリットとデメリットについて知っておき、後悔のないようにしたいですよね。

オールオン4は短期間で一気に口の中を治せる治療法ですが、もちろんデメリットもあります。抜歯をする治療なので、一度治療を始めると後戻りすることは難しく、事前によく検討しておく必要があります。

自分にオールオン4が向いているのか・向いていないのか、メリットとデメリットをよく知った上で歯科医院にて相談しましょう。

この記事では、オールオン4のデメリットとメリットについて詳しく解説するので、検討している人はぜひ参考にしてみてください。

目次 非表示

オールオン4のデメリットは6つ

一度の手術ですぐに歯が入り、短期間で一気に口の中を治せるオールオン4には、デメリットがあります。

見た目はもちろん、噛む機能や発音など口の中の状態を大きく改善させる治療法なので、治療前後で大きな変化を伴うため、デメリットになりうる点があるのです。

具体的には、以下の6つが挙げられます。

  1. 歯を抜いたり骨を削ったりする必要がある
  2. 保険適用外で治療費が高額(数百万単位)
  3. 治療を受けられる歯科医院が限られている
  4. 術後の違和感や噛み合わせが変化する可能性がある
  5. 治療後のメインテナンスが必須で3ヶ月ごとに費用がかかる
  6. 治療の適応にならない人もいる

オールオン4のデメリットとなる点について、それぞれ詳しく解説していきます。

歯を抜いたり骨を削ったりする必要がある

オールオン4をする場合、自分の歯を抜いたり、歯を抜いた後に顎の骨を削ったりする必要があります。なぜならオールオン4は、4本のインプラントを顎の骨に埋め込みその上に固定式の歯を装着する治療法で、オールオン4をする顎の骨には、4本のインプラントだけがある状態にして、自分の歯は残っていない状態にする必要があるからです。

また、固定式の歯が適切な見た目と噛み合わせになるよう、必要に応じて顎の骨の高さを整えるために削る場合もあります。

ただし、オールオン4が適応になる人は、口の中がボロボロで残すのが難しい歯が多い人がほとんどなので、残して使えるような健康な歯ばかりを抜くということにはなりません。顎の骨を削るというのも、抜歯した後のその周辺の骨を削って整えるので、顎の骨がなくなるほど大幅に削るわけではありません。

オールオン4をするには、抜歯やその周辺の顎の骨を削る必要がありますが、オールオン4が適応の人に最善の治療結果をもたらすために必要なことなのです。

保険適用外で治療費が数百万単位になる

オールオン4は健康保険の適用外となり自由診療で、治療費は片顎で200万〜600万円と高額です。

インプラントを使う治療は保険適用されておらず、この価格にはインプラント代や手術代、仮歯や固定式の歯(上部構造)の費用なども含まれています。4本のインプラントの上に固定する一体型の歯(上部構造)は、その人の口に合わせた形、見た目、噛み合わせにするため、オーダーメイドで制作されており、技術料や材料費も含まれて高額になります。

このように、オールオン4が保険適用外で治療費が高額になるのには理由がありますが、デメリットの一つといえます。

治療を受けられる歯科医院が限られている

オールオン4を受けられる歯科医院が限られているのもデメリットの一つです。オールオン4は歯科治療の中でも、知識・技術・経験、そして設備や機器が必要な治療法であるため、どの歯科医院でも受けられる治療法ではないからです。

オールオン4治療をできる歯科医師はもちろん、仮歯や固定式の歯(上部構造)を作る歯科技工士、オールオン4の手術のための麻酔科医やアシスタント、そして治療に必要な設備や機器を揃えている歯科医院はかなり限られています。

オールオン4治療を受けたくても、すぐ近くにオールオン4をやっている歯科医院があるとはいえないので、注意が必要です。

手術後の違和感や噛み合わせが変化する可能性がある

オールオン4は、手術後に違和感や噛み合わせの変化が生じる可能性があります。

オールオン4は、抜歯して4本のインプラントを埋め込む手術が1回で済み、その日のうちに全体に仮歯が入ります。そのため、それまでの口の中や噛み合わせから一気に大きく変化があるので、手術後に違和感や噛み合わせの変化が起こりうるのです。

とはいえ、手術後から時間が経つにつれて次第に慣れていきますし、最終的にはその人にあった適切な噛み合わせになるように治療が行われるので、安心してください。

治療後のメインテナンスが必須で3ヶ月ごとに費用がかかる

オールオン4治療は、最終的な固定式の歯(上部構造)が入って調整が完了した後も、3ヶ月に1回のメインテナンスが必要で、毎回のメインテナンス費用が別途かかります。オールオン4を長く保たせて、見た目も噛む機能も問題なく快適に過ごすためには、治療を受けた歯科医院でのメインテナンスが不可欠だからです。

具体的には、自分でのブラッシングなどのケアがきちんとできているかチェックを受け、歯科医院でないと行えないプロフェッショナルケアを受け、噛み合わせやインプラントに問題が出ていないか確認と調整をしてもらいます。

オールオン4治療を完了した後も、長期間にわたりオールオン4を良好な状態で維持するために、きちんとメインテナンスを受けましょう。

オールオン4適応の人には、デメリットに勝るメリットが7つ

オールオン4にはデメリットになる点が6つありますが、オールオン4の適応になる人にとっては、デメリットに勝るメリットがあります。具体的には次の7つです。

  1. 他の方法よりも治療期間が短く済む
  2. 他の方法よりもトータルの治療費用が安く済む
  3. 手術した当日に仮歯が入り、見た目が改善する
  4. 手術が1回で済み、身体の負担が少ない
  5. 一気に治せて、なんでも噛めて、見た目も綺麗になる
  6. 取り外ししなくて良く、痛みも出にくい
  7. 治療費用が医療費控除の対象である

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

他の方法よりも治療期間が短く済む

オールオン4は、他の方法で治療をするよりもトータルの治療期間が短く済みます。オールオン4は約4〜9ヶ月で終わりますが、オールオン4が適応の口の中を他の方法で治療すると、トータルで1年以上〜4年かかります。

なぜなら、オールオン4ではなく他の方法で治療する場合、それぞれの歯や部位ごとに虫歯や歯周病の治療を行なって、被せ物・入れ歯・通常のインプラントなどを行うので、トータルの治療期間はどうしても長くかかってしまうからです。

一方でオールオン4は手術が1回だけで済み、手術当日に仮歯が入り、その4〜6ヶ月後に最終的な歯が入って、必要な調整を2週間〜1ヶ月かけて行い、治療が完了となります。

オールオン4が適応になるような状態の場合、他の治療法よりも治療期間は短く済む点は大きなメリットです。

他の方法よりもトータルの治療費用が安く済む可能性が高い

オールオン4は、他の治療法と比べるとトータルの治療費用も安く済みます。なぜならオールオン4が適応になるような口の中だと、他の治療法としては虫歯治療・歯周病治療・被せ物の治療・入れ歯治療・通常のインプラント治療などさまざまな治療が含まれ、総治療費は安くはないからです。

オールオン4が適応になる状態とは、口の中がボロボロで残して使える歯が少なく、歯を残すためにあれこれ治療をしても厳しいような状態です。そのため、歯がない部分が広範囲になり、入れ歯ではなくその部分だけでもインプラントにしたければその分費用が高くなったり、いろんな治療を受けてどうにか歯を残しても結局は治療のやり直しになってまた治療費がかかったりしてしまいます。

オールオン4が適応になる人にとっては、他の治療法と比べると、治療期間だけでなくトータルの治療費用も安く済む可能性が高いといえます。

手術したその日に歯が入る

オールオン4は、手術した当日に仮歯が入り、即日で見た目が綺麗になります。4本のインプラントを埋め込む手術当日に、インプラントの上に固定式の仮歯も装着するため、歯がない状態で帰るということはありません

仮歯なので最終的に入る歯とは材質が異なりますが、最終的な歯と同様に奥歯から前歯まで全体的な仮歯が一気に入るので、見た目が回復するのです。

オールオン4は、手術をする1日で全体の仮歯が入ることが最大のメリットであり、手術をしたその日に見た目が回復する治療法です。

手術が1回で済み、身体の負担が少ない

オールオン4の手術は、固定式の歯を支える4本のインプラントを埋め込む手術1回で済むので、身体の負担が少ないといえます。歯を支える土台となる4本のインプラントを顎の骨に埋め込めば、他に必要な手術はないからです。

1本のインプラントに1つ分の歯をつけていく通常のインプラント治療の場合、インプラントを埋め込む手術が1回で終わる方法と2回かかる方法があります。インプラントをしたい場所が複数箇所にある場合、順番に手術をやる必要があったりして、回数が増えることもあります。さらに、インプラントをする場所によっては事前に骨を増やす手術もしなくてはならない場合もあります。

オールオン4は、骨がある場所に4本のインプラントを埋め込むので、骨を増やす手術が必要ありません。また、奥歯から前歯までの全体の歯を一体型で入れるので、部分ごとに回数を分けて順番に手術を行う必要もありません。仮歯から最終的な歯に置き換えるまでの過程でも、他に手術は原則含まれません。

片顎全体の歯を一体型で入れるオールオン4は、その歯を支える4本のインプラントを埋め込む手術1回だけで済むため、通常のインプラント治療を比較しても、体の負担が少なく済みます。

一気に治せて、なんでも噛めて、見た目も綺麗になる

オールオン4は、ボロボロの口の中を一気に治すことが出来る治療法です。なぜなら、1回の手術を行ってその日のうちに仮歯が入るので、口の中の状態が一気に変わるからです。最終的な歯が入れば、なんでも噛めるようになり、見た目もさらに綺麗になります。

もし他の方法で治療する場合、治療期間は長くかかり、途中で仮歯が取れたり壊れたり、歯がない状態や全然噛めない状態が生じる可能性が高いです。

オールオン4なら、仮歯のうちから前歯から奥歯まで一体型の歯が入るので、歯がない期間はなく、手術直後以外は全然噛めない状態になることはありません。最終的な歯は、仮歯と違って頑丈で綺麗な素材でできているので、なんでも噛めるようになり、見た目も自然でさらに綺麗になります。

1回の手術で一気に口の中を治すオールオン4は、なんでも噛めて見た目も綺麗になるというメリットを持つ治療法です。

取り外ししなくて良く、痛みも出にくい

オールオン4で入る固定式の歯は、自分で取り外す必要がなく、普段過ごしていて痛みが出るということは基本的にはありません。入れ歯と違って、歯の部分がインプラントに固定されるので、自分で取り外して掃除することはなく、入れ歯のように歯茎のところがこすれて痛むこともないのです。

たとえば、インプラントが骨に定着(オッセオインテグレーション)しなかったり、歯の部分とインプラントとつなぐ部品(アバットメント)が緩んでいたりすると、痛みが出ることがありますが、そのような場合はかなり稀です。

また、そうしたトラブルが生じた場合には治療を担当している歯科医院ですぐ対処してもらえます。

入れ歯のように自分で取り外ししなくてよく、痛みも出にくい点は、オールオン4のメリットです。

治療費用が医療費控除の対象である

オールオン4の治療費用は、医療費控除の対象になることもメリットの一つです。

医療費控除とは、自分自身や生計を一にする家族のために1年間支払った医療費の総額に応じて還付申告すると、所得税が一部還付されるものです。医療費控除は、「美容目的」の支出ではなく「健康維持」のための支出が対象となります。

オールオン4は、見た目だけでなく、噛むことや発音など健康を改善維持するための治療なので、医療費控除の対象となるのです。医療費控除のためには、治療時の領収書をきちんと保管しておく必要があります。

オールオン4は治療費が高額にはなりますが、医療費控除の対象になるので、その点はメリットであるといえます。

オールオン4が向いている人

オールオン4治療には、向いている人と向いていない人がいます。オールオン4は口の中を一気に大きく治す治療法なので、口の中の状態はもちろん、歯科治療に対する価値観や考え方によって、適応かどうかが変わるからです。

具体的には、以下のような人に向いています。

  1. ボロボロの口の中を短期間で一気に治したい人
  2. 他の方法での再治療で歯医者に何回も行くのが嫌な人
  3. 歯医者が嫌いで痛いのや歯を削る音が嫌な人

ボロボロの口の中を短期間で一気に治したい人に向いている

口の中がボロボロの人はオールオン4の適応で、短期間で一気に治したい人にはオールオン4が向いています。

オールオン4適応の人には、デメリットに勝るメリットが7つ」で解説したように、ボロボロな状態の場合、他の治療法よりもトータルの治療期間が短く済むからです。他の方法で治療すると治療期間が1年以上〜4年かかってしまいますが、オールオン4なら4〜9ヶ月で終わります

ボロボロの口の中を短期間で一気に治したいなら、オールオン4治療が向いています。

他の方法での再治療で歯医者に何回も行くのが嫌な人に向いている

オールオン4が適応の人で、他の治療法を受けて結局再治療することになり歯医者に何回も通うのが嫌だという場合、オールオン4が向いています。

オールオン4が適応になるようなボロボロの状態の人は、他の治療法を受けるとその後に治療をやり直す必要が生じる可能性が非常に高く、また何回も長期間にわたって歯医者に通うことになります。

そうなってしまうのが嫌であれば、オールオン4を受ける方が向いているといえます。

歯医者が嫌いで痛いのや歯を削る音が嫌な人に向いている

歯医者で治療を受けるのが嫌いな人にも、実はオールオン4が向いています。なぜならオールオン4では、長くかかる処置は全身麻酔や静脈内鎮静法などで眠っている間に終わるからです。

オールオン4の治療のなかで、痛みや削ったりする音などが生じるのは、最初に行う1回で済む手術の最中だけです。この手術の間は、部分的な麻酔で痛みを感じないのはもちろん、全身麻酔や静脈内鎮静法などで眠っている状態になるので、処置中の音を聞いたり痛みを感じたりすることはありません。

歯科治療で痛い思いをしたり歯を削る音が嫌な人は、オールオン4が向いています。

オールオン4が向いていない人

一方で、オールオン4が向いていない人は、具体的には以下のような人です。

  • 時間や費用がかかってもなるべく自分の歯を残したい人
  • コントロールされていない感染症、糖尿病、高血圧症の人(相対的禁忌症)
  • 重症心臓病、末期の悪性腫瘍がある人(絶対的禁忌症)

特に下の2つはインプラント治療の禁忌症と言われており、オールオン4はもちろん通常のインプラントを用いる治療を受けることができません。

時間や費用がかかってもなるべく自分の歯を残したい人には向いていない

自分の歯をなるべく残せるなら治療の時間や費用がかかってもいいという人には、オールオン4は向いていません。

オールオン4は、一気に口の中を短期間で治療できますが、自分の歯を残すことはできないからです。もしオールオン4が適応になるようなボロボロの口の中でも、自分の歯を1本でも多く残すために他の方法で治療を受けるとすると、長期間にわたって歯科医院に通い、その治療費用も総額は高くなってしまいます。

そのように時間や費用がかかってもなるべく自分の歯を残したい人は、オールオン4は受けるべきではありません。

コントロールされていない感染症、糖尿病、高血圧症の人は受けられない

もし、コントロールされていない感染症や糖尿病、高血圧症がある場合には、オールオン4治療は受けられません。“コントロール”というのは、“きちんと病院にかかり適切な治療を受けて検査値が適正な範囲になるよう管理して安定した状態にすること”を言います。

コントロールされていない場合、全身状態に問題があるため、オールオン4を受けられません(インプラント治療の相対的禁忌症)1

なんらかの感染症や糖尿病や高血圧症がある人でも、きちんと病院に通って治療を受け状態が改善していれば、インプラントやオールオン4を受けられます。実際に治療が受けられるかどうかは、治療を受ける歯科医院で相談する必要があります

コントロール不良な感染症、糖尿病、高血圧症がある人は、オールオン4治療を受けることが出来ないことに注意しましょう。

重症心臓病、末期の悪性腫瘍がある人は受けられない

オールオン4治療は、重症心臓病や末期の悪性腫瘍(がん)がある人は受けられません(インプラント治療の絶対的禁忌症)1。オールオン4はインプラントを顎の骨に埋め込む手術を行うので、全身の状態に重篤な問題があると、治療を行えないからです。

オールオン4治療を検討している人で、もし心臓病や悪性腫瘍がある場合、現在の状態がオールオン4治療を受けられる状態かどうか歯科医院とかかりつけ医院でよく相談してください。

オールオン4適応の人にはデメリットを心配する必要はない

オールオン4にはデメリットが6つありますが、それらの多くは、オールオン4適応の人にとっては心配する必要がありません。具体的には次のように対処することで、デメリットを心配する必要はなくなります。

  1. 自分が適応か診断してもらい、自分に向いているかよく考える
  2. 支払いに分割払いやデンタルローンを使う
  3. 事前によく相談し信頼できる歯科医院で治療を受ける
  4. 治療後もセルフケアを徹底しメインテナンスを継続する

自分が適応か診断してもらい、自分に向いているかよく考える

あなたの口の中の状態がオールオン4治療の適応かどうか、歯科医院できちんと検査してもらい診断してもらいましょう。また、自分がオールオン4治療に向いているかどうか、自分自身でもよく考えて検討する必要があります。

オールオン4が適応でない状態の人や、その治療法が向いていない人がオールオン4を受けると、メリットよりもデメリットの方が多いので、オールオン4をするべきではありません。

オールオン4が適応になる口の中の状態で、治療法や費用面で自分に向いているという人にとっては、デメリットのほとんどは気にならなくなり、メリットの方が大きく感じられます。

支払いに分割払いやデンタルローンを使う

オールオン4治療は、費用が片顎で200万〜600万円と高額ですが、その支払いには分割払いやデンタルローンを活用できます。現金払いやクレジットカード払い、それぞれ分割払いも対応している歯科医院も多く、資金の使途目的が歯科治療に限定されたローンであるデンタルローンを案内してくれる歯科医院も多くあります。

実際の支払い方法やタイミングなどについては、オールオン4治療を受ける歯科医院で相談できるので、自身に合った支払い方法を選択しましょう。

事前によく相談し信頼できる歯科医院で治療を受ける

オールオン4治療を受けるなら、事前に歯科医院で相談し、信頼できる歯科医院で治療を受けることが重要です。オールオン4は口の中を一気に大きく改善させる治療法で治療費も高額なので、途中で歯科医院を変えるのは難しいからです。

もし途中で歯科医院を変えた場合、治療も初めからやり直しになったり費用も倍でかかったりしてしまいます。また、手術で抜歯してインプラントを埋め込むので、手術後に「やっぱりやめよう」と思っても、抜いた歯を取り戻すことはできません。

そのようなことがないよう、本当にオールオン4でいいのか事前によく相談し、治療が完了してメインテナンスを受けるところまで継続して通えるような、信頼できる歯科医院を見つけましょう。

治療後もセルフケアを徹底しメインテナンスを継続する

オールオン4は、治療が完了した後も良い状態を維持して長く使うため、自身のブラッシングなどの日々のセルフケアや、通院してメインテナンスすることが必要です。自身のセルフケアが疎かになったり、メインテナンスで歯科医院を受診しなくなったりすると、せっかく治療が完了したオールオン4にトラブルが発生するからです。

具体的には、顎の骨に埋め込んだインプラント部分に炎症が起き、痛みや揺れなどが生じたり、固定式の歯の部分(上部構造)が汚れたり噛み合わせが合わなくなったりしてしまいます。

メインテナンスは、一般的に3ヶ月ごとに歯科医院を受診する必要があります。その分別途費用がかかってしまいますが、メインテナンスを受けなかった場合にオールオン4に問題が生じるとさらに大きく費用がかかってしまい、メインテナンス費用の比ではありません。

また、メインテナンスをきちんと受けていれば、万が一何か問題が生じたとしても保証をしてくれる歯科医院が多いです。

オールオン4の治療後も、自身のセルフケアを徹底してメインテナンスを継続して受けるようにすることが必要で、これは一見デメリットのように思えますが、これにより得られるメリットの方が大きいのです。

まとめ:オールオン4のデメリットとメリットを理解して治療を検討しよう

この記事では、オールオン4のデメリットとメリットを紹介しました。

オールオン4には次の6つのデメリットが挙げられますが、オールオン4が適応の人にとってはデメリットに勝るメリットが7つあります。

<デメリット>

  • 歯を抜いたり骨を削ったりする必要がある
  • 保険適用外で治療費が数百万単位になる
  • 治療を受けられる歯科医院が限られている
  • 術後の違和感や噛み合わせが変化する可能性がある
  • 治療後のメインテナンスが必須で3ヶ月ごとに費用がかかる
  • 治療の適応にならない人もいる

<メリット>

  • 他の方法よりも治療期間が短く済む
  • 他の方法よりもトータルの治療費用が安く済む
  • 手術したその日に歯が入る
  • 手術が1回で済み、身体の負担が少ない
  • 一気に治せて、なんでも噛めて、見た目も綺麗になる
  • 取り外ししなくて良く、痛みも出にくい

オールオン4が適応かどうか歯科医院で相談し、自分に向いているかどうかをよく考えた上でオールオン4治療を受ければ、デメリットの多くは解消でき大きなメリットが得られます。治療を受ける前によく検討しましょう。

<引用文献>
1.日本口腔インプラント学会編.口腔インプラント治療指針2024.東京:医歯薬出版,2024

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