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20代の若者はオールオン4を受けるべき?結論とその理由・他の治療も紹介

虫歯や歯周病などの病気や事故によって、まだ20代という若さで歯を失うことは決して珍しいことではありません。誰にでも起こり得る可能性はあるものです。

歯を失えば、日常生活のあらゆる場面で不利益を被るだけでなく、将来的な健康という側面でもデメリットが大きくなります。

そこで現在、注目が集まっている治療法が「オールオン4」で、この治療法は比較的短期間で歯の機能を取り戻せる治療法です。

この記事では、20代の若者がオールオン4を受けるべきかどうかについて、結論や理由、別の治療法の紹介までを解説していきます。

この記事で得られること

  • オールオン4の内容がわかる
  • オールオン4を検討するケースがわかる
  • オールオン4以外の治療法がわかる
  • 通うべきおすすめ歯科医院がわかる

20代の若者でもオールオン4を受けた方が良いのかについて、ぜひ最後まで読み進めてください。

20代若者もオールオン4は受けられるがおすすめしない

結論からいうと、20代という若者のオールオン4治療はおすすめしません。

オールオン4は、治療の条件さえ満たしていれば、20代の若者や高齢者といった年齢に関係なく治療を受けられます。そのため、20代の若者でもオールオン4の治療を検討している人も多く見られます。

しかし、20代若者のオールオン4治療はおすすめしません。

オールオン4にはメリットがある反面、下記のようなデメリットも多く潜んでいるからです。

  • 保険適用外
  • 対応可能なクリニックが限定されている
  • 残っている歯もすべて抜歯が必要
  • 健康状態によって治療が受けられない
  • 定期的なメンテナンスが必須
  • インプラント周囲炎のリスク

費用は、20代のうちから一般的に200万円以上とされているオールオン4治療を受けられる人はそう多くないでしょう。もし無理して治療を受けたとしても、自分が思っているよりも満足できない場合は後悔しかねません。

さらに、治療後は継続的にメンテンナンスを行う必要があり、状況によっては再治療の必要性も出てきます。そのため、人生を80年と仮定すると20代の場合はまだ50〜60年残されていますが、常にメンテナンス・再治療・費用を気にしていくこととなるでしょう。

抜歯を必要とするオールオン4治療ではなく、まずは「歯を残す治療」を目指すべきで、20代におけるオールオン4治療は「最終手段」という位置付けを念頭に置いて検討していくようにしましょう。

20代の若者にオールオン4はおすすめしない理由

20代の若者にオールオン4をおすすめしないのには、以下5つの理由が挙げられます。

  1. 自分の歯を残す選択肢が取れる
  2. 噛み合わせや顎の骨の大きさなどが成長で変わる
  3. 残りの人生はまだまだ長い
  4. 定期的なメンテナンスが必要になる
  5. 金銭的な負担が大きい

以降では、それぞれの理由について解説していきますので、順番に見ていきましょう。

自分の歯を残す選択肢が取れる

そもそも、オールオン4治療は4本のインプラントで片顎の歯を支える治療で、無歯顎補綴術式の一種のため残っている歯の抜歯が必要です。

歯の治療においては日本歯科医師会でも「8020運動」が実施されているように、「天然歯(自分の歯)を80歳になっても20本以上保とう」という啓発活動が行われています。

特に20代のうちは、自分の歯がまだ残っているにも関わらず、全て抜歯してしまうには相応のリスクを伴うことを忘れてはなりません。

考えられるリスクをなるべく取り除くためにも、焦ってオールオン4治療に頼ってしまうのは時期尚早の可能性が高いので、おすすめできないといえます。

噛み合わせや顎の骨の大きさなどが成長で変わる

20代であれば、まだ顎の骨の成長途中である場合があり、成長に従って噛み合わせが変わる可能性があります。

特に、25歳頃までは成長するといわれているので注意が必要です。そのため、そもそも20代前半のインプラント治療自体が推奨されていません。

それでもどうしても治療を受けたいという場合は、一度歯科医師としっかり相談し、完全に顎の成長が終わって治療が可能なのか確認をしましょう。

残りの人生はまだまだ長い

オールオン4治療を受ける年齢が60歳と20歳の場合とでは、一般的に残りの人生の長さは大きく異なります。

年齢が60歳であれば、オールオン4を一度入れた後のメンテナンスで残りの人生を快適に過ごせる可能性が高いでしょう。

しかし、20代であれば残りの人生が50年、60年と先が長く、例えオールオン4が20〜30年持続できたとしても40〜50代で再治療が必要になる可能性があります。

さらに、持続期間も個人差があり、場合によっては10年程度しか持続しない可能性もあります。そうなると、より多額の出費が見込まれるのでやはり再治療は避けたいところです。

よほど費用に余裕がある場合でなければ、費用の観点からも20代からのオールオン4治療はおすすめできません

定期的なメンテナンスが必要になる

オールオン4治療を受けた後は、定期的なメンテナンスが欠かせません。

歯自体は人工物なので、虫歯の可能性はないものの、歯と歯茎の間に汚れが溜まっていくとインプラントの周囲で炎症が起きてしまう「インプラント周囲炎」が発生してしまいます。

インプラント周囲炎が発生すると、インプラントを埋め込んでいる歯茎の弱まりやインプラントそのものが抜け落ちてしまう可能性もあります。こうしたリスクがあるため、メンテナンスは欠かせません。

メンテナンスとして重要なのは日頃の「セルフケア」になりますが、10分以上の丁寧な歯磨きを心がけるようにする必要があります

歯茎、インプラント周辺も含め歯間ブラシやデンタルフロスなどを駆使して、天然歯以上にしっかりとした清掃が大切です。

金銭的な負担が大きい

オールオン4治療で主にネックとなるのが金銭的な問題で、保険適用外の自費治療のため1度の治療で200万〜400万円と高額な治療費が必要です。

しかし、上記の料金幅もあくまで想定であり、以下の要素によってはさらに費用が膨れ上がることもあります。

  • 診察代
  • レントゲン代
  • 処置代
  • 人工歯の素材
  • インプラントの埋入本数

上述していますが、メンテナンスや再治療なども含め、20代の若者でここまでの高額治療費を自己負担できる人はそう多くはないでしょう。

無理をして治療できたとしてもかなりの負担となってしまうため、費用に余裕が持てる状況でないならばオールオン4治療はおすすめできません

20代の若者でもオールオン4を検討するケース

ここまでは20代の若者でオールオン4治療を受ける際のリスクやおすすめしない理由について述べてきましたが、検討したほうが良いケースもあります。

検討した方が良いケースとしては、以下が挙げられます。

  • 重度の虫歯や歯周病による全顎的な歯の喪失の場合
  • 事故や外傷による多数の歯の喪失の場合
  • 先天的な疾患や遺伝的要因による歯の欠如の場合

20代の若者であっても、10度の虫歯や歯周病によって歯を失ってしまうことがありますし、事故等で欠損してしまうことも考えられます。

このような場合、数本程度であれば別の治療によって修復していくことが可能ですが、大多数の歯を失った場合は入れ歯やオールオン4治療によって対処できます

また、先天的な疾患や遺伝的要因による歯の欠如の場合も、検討したほうが良いケースがあります。

生まれながらにして歯の本数が不足している場合などは、何かしらの手法で補っていくしかありません。不足している歯の本数によっても異なりますが、こちらも検討の余地があるといえるでしょう。

オールオン4治療は、即日で歯を取り戻すことができる最大のメリットがあるため、上記の場合は20代であっても検討したほうが良いケースといえるかもしれません。

歯がボロボロの20代若者がまず検討したいオールオン4以外の治療方法

歯がボロボロの20代若者がまず検討したいオールオン4以外の治療方法として、以下の4つが挙げられます。

  1. セラミック
  2. ブリッジ
  3. レジン歯
  4. 銀歯

以降では、オールオン4以外で検討したい治療法について、それぞれ解説していきます。

治療方法1.セラミック

セラミックは一般的に陶器、医療などさまざまな分野で活用されている素材で銀歯などでは対応できない金属アレルギー対策としても有効な素材です。

セラミック治療は、セラミック素材を用いて詰め物、被せ物を作成する治療法で、ナチュラルな色合いの人工歯が作成できる特徴があります。

セラミック治療は、以下の治療で有効です。

  • 虫歯によって削った歯
  • 修復箇所のある歯
  • 変色した歯
  • 欠損した歯
  • 歯並びの悪い歯

数本の歯に対して治療をしたいが「見た目も美しく保ちたい」「着色しにくい素材で人工歯を作成したい」「金属アレルギー」などの場合は、セラミック治療の検討がおすすめです。

治療方法2.ブリッジ

ブリッジとは、欠損している歯の両隣の歯を連結させて人工歯を作成する方法で、周囲の歯を削って、連結したブリッジを取り付けていきます。

ブリッジ治療は、以下のケースで有効です。

  • 大規模な処置を行いたくない場合
  • 大多数の歯を失っていない場合
  • いちいちケアのための取り外しをしたくない場合
  • 装着感を気にしたくない場合

ブリッジ治療は入れ歯と異なり装着感や違和感がないため、通常の天然歯のような感覚で食べ物を噛むことができます。さらに、治療時も大掛かりな治療を必要としないためインプラントなどの治療に比べて治療時の疲れを軽減できます。

一方で、大多数の歯を欠損している場合はできない場合があります。

少なくとも欠損している歯の両隣の歯が存在している必要があります。存在していたとしても、治療不可な状態の歯の場合はこの治療法が適用できません。

また、ブリッジの残存期間は平均して7〜8年程度とされており、予後によっては再治療が必要になる可能性もあります。そのため、定期的なメンテナンスは欠かさず必要です。

治療方法3.レジン歯

レジン治療とは、虫歯を削りレジンで詰める治療方法で、銀歯治療と並んで最も一般的な虫歯治療の1つです。

最近ではコンポジットレジンと呼ばれるものも登場しており、虫歯でない箇所を不用意に削ることなく、より綺麗に、より少ない負担で治療ができます。

レジン治療は、以下の場合に有効です。

  • 削る量が少なく痛みがでにくいようにしたい
  • 治療が1度で終わるようにしたい
  • 見た目が綺麗になるようにしたい
  • 金属アレルギーのリスクをなくしたい

しかし、どれだけ天然歯に似せられるか、レジン治療による完成度は歯科医師の技量に大きく左右されます。治療を行う歯医者の選定も重要となるでしょう。

治療方法4.銀歯

銀歯治療は、レジンと同様に虫歯治療として一般的な治療方法の1つです。銀歯は、銀や銅・亜鉛などの合金によって作られた耐久性の高い材料で作られています

銀歯治療は、以下のケースで有効です。

見た目は気にしない
できるだけ安く治療したい

しかし銀歯には、下記のようなデメリットもあり、銀歯の劣化は比較的早く5〜7年程度が寿命といわれています。

  • 経年劣化
  • 二次虫歯

さらに、二次虫歯と呼ばれる「一度治療した歯が再度虫歯になってしまう」リスクがあります。これは歯と銀歯の間に隙間ができることで、虫歯菌が流れ込んで虫歯が広がってしまう現象です。

虫歯治療に銀歯を利用する場合は、これらの虫歯の懸念も念頭に置いておかなければいけません。

歯がボロボロの20代若者なら永田歯科医院

歯の健康を守るためには、歯を損傷した際の治療の検討だけでなく日頃からの予防の意識を持つことが重要です。

永田歯科医院では、患者の負担を軽減するための「オールオン4治療/ザイゴマインプラント」という選択肢を用意しております。噛めない・話しづらい・痛いなど、総入れ歯では対応できない悩みを解決できます。

また、日本に1人しかいない「トリプルライセンス」ドクターが率いる経験豊富な医療チームが連携して治療にあたるため、どんな方でも安心して治療に専念できます。

永田歯科医院では「選ばれる理由」を常に改善・向上し続けることで、患者一人ひとりの安心を追求した快適な治療を提供しています。

お口の健康についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:20代の若者にとってオールオン4は最後の手段

オールオン4は、短期間で歯の機能を取り戻せる治療法として注目されている治療方法ですが、慎重な検討と注意が必要です。

20代の若者にとって、先の長い50年以上の人生を考えるとオールオン4を検討するには時期尚早と思われるケースが多くあります。

負担する高額な費用や再治療などリスクを加味したうえで、それでも治療が必要なのかどうかはしっかりと担当の歯科医師と相談して決めていく必要があります。

また、オールオン4以外にも歯の治療方法が確立されているので、ご自身の状況にあった治療方法を検討していくことをおすすめします。

まだまだ続くこれからの人生において歯の健康状態を保つためにも、メリット・デメリットをしっかりと理解して検討してみてください。

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