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虫歯の放置は危険?自然に治る?起こりうる症状や治療法を紹介

仕事や育児、介護などが忙しくて、歯科医院に通う時間がなかなか取れない。
放置している虫歯があるのだけれど、このままにして大丈夫だろうか……?

忙しい日々の中で、虫歯があるとわかっていながら、つい通院を先延ばしにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。痛みや不安を感じながらも、「まあ大丈夫か」「そのうち行こう」と放置してしまう。そんな状況を、心のどこかでモヤモヤしながら過ごしている人もいるかもしれません。

実は、虫歯は自然に治ることはありません。「痛くないから大丈夫」「痛いけれども我慢できる」とそのままにしておくと、虫歯は静かに、でも確実に進行していきます。

また、進行した虫歯は、重大な病気を引き起すことがあります。そのため、放置していた期間の長さに関わらず、歯科医院を受診して治療を開始することが重要です。

本記事では、虫歯を放置するとどうなるのか、虫歯が進行し続ける理由、虫歯を放置してしまった場合にやるべきこと、通院を楽にするコツについてご紹介します。

あなたの歯と、これからの毎日を守るための第一歩を、一緒に考えていきましょう。

虫歯を放置することで起こること6つ

虫歯を放置しておくことで、以下のような6つの状況が起こる可能性があります。

  1. 激しい痛みが出る
  2. 歯が崩れて原型がなくなる
  3. 顔や骨の感染症を引き起こす
  4. 全身に悪影響を及ぼす
  5. 口臭の原因となる
  6. 治療費が高額になる

順番に見ていきましょう。

激しい痛みが出る

虫歯を放置すると、強い痛みなどの症状がでることがあります。エナメル質にとどまっている初期の虫歯(C0,C1相当)は痛みなどの症状がほとんどありません。

しかし、虫歯が進行し内部の象牙質や神経まで到達すると、症状が強くなっていきます。

虫歯の段階とそれぞれの症状は、以下の通りです。

C2:象牙質まで進行 ・冷たいもの・甘いものがしみる
・軽い痛みや違和感が出ることがある
C3:神経まで進行し、神経の炎症(歯髄炎)を引き起こす ・何もしなくてもズキズキと激しく痛む
・夜眠れないほどの強い痛みが出ることがある
・温かいものや噛んだときにも強く痛む
C4:歯が崩壊し歯根のみ残る末期状態 ・神経が壊死して一時的に痛みがなくなることがある
・歯根の奥に膿がたまると激痛や腫れを伴う

このように、虫歯を放置すると虫歯が知らないうちに進行していき、痛みや腫れなどの症状が強まってしまう原因になります。

歯が崩れて原型がなくなる

虫歯を放置すると歯が崩れていき、歯の原型がなくなることがあります。

虫歯は自然治癒することがありません。そのため、虫歯は適切な治療を受けずに放置すると、どんどん進行していきます。虫歯菌が作り出す酸は、歯を溶かしていきます。そのため、虫歯が深くなってC4と呼ばれる重度の段階に進行すると、歯冠と呼ばれる歯の上の部分は崩壊し、根っこだけが歯ぐきに残るような状態になってしまいます。

歯の上の部分がなくなってしまうと、以下のような悪影響を及ぼします。

  • ほとんどの場合が抜歯となるため、治療にさらなる時間と手間がかかる
  • 噛み合わせが悪くなり、他の歯に負担がかかる
  • 歯の上の部分がなくなるため、見た目が悪くなる

このように、歯が虫歯で崩れ落ちることによって、様々な問題を引き起こすことがあります。

顔や骨の感染症を引き起こす

虫歯を放置すると、顔や骨に感染症が広がってしまうことがあります。

虫歯を放置すると、虫歯がどんどん歯の奥深くまで進行していき、歯の根っこの先を超えて歯の周りの組織にまで感染が広がることがあります。そうなると、顔の骨や顎の中に炎症が起こる深刻な病気につながることもあるのです。

特に注意が必要なのが、以下のような病気です。

副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、顔の骨の中にある「副鼻腔」と呼ばれる空洞に炎症が起こる病気です。

特に上の奥歯の根のすぐ上には上顎洞という副鼻腔があり、虫歯が進行して根の先に炎症が起こると、そこに膿や細菌が入り込み、上顎洞炎を引き起こすことがあります1

上顎洞炎になると、以下のような症状が出ます。

  • 頬や目の下のあたりの痛み・圧迫感
  • 鼻づまりや膿のような鼻水
  • 頭痛や顔面の重だるさ
  • 膿のようなにおいの口臭

副鼻腔炎は風邪の症状と似ているため、勘違いされやすいため注意が必要です。

顎骨骨髄炎

顎骨骨髄炎とは、虫歯菌などの細菌が顎の骨の内部にある骨髄にまで広がり、炎症を引き起こす非常に重い病気です。

進行すると、顎の骨が壊死してしまうこともあります。虫歯や歯周病がきっかけで発症することが多く、特に下あごの下顎骨で起こりやすい傾向があります2

進行すると、以下のような症状を引き起こします。

  • 顎の激しい腫れや痛み
  • 発熱、顔の変形
  • 骨の一部が壊死する

顎骨骨髄炎になると、入院・抗生物質の点滴や外科的な処置が必要になるケースもあるため、注意が必要です。

・蜂窩織炎(ほうかしきえん)

蜂窩織炎とは、虫歯や歯の根の感染が、歯ぐきの周りや顔・首の皮膚や筋肉の深い層にまで広がってしまった状態のことです。

虫歯などの感染が顔や顎の深い部分に入り込み、蜂窩織炎を引き起こすケースは、児童・成人ともに多く報告されています3,4。この病気は進行が早く、顔や首がパンパンに腫れ上がったり、重症化すると呼吸に支障をきたし命に関わることがあります。

代表的な症状は、以下の通りです。

  • 片側の顔や首の腫れ
  • 発熱、悪寒、全身のだるさ
  • 飲み込みにくくなる
  • 呼吸がしづらい

呼吸困難などの重篤な状態になる可能性もあるため、緊急の処置が必要です。

このように、虫歯は歯だけの問題にとどまらず、歯の周りの組織にも悪影響を及ぼす可能性があります。

全身に悪影響を及ぼす

虫歯を放置する事で、全身状態にも悪影響を及ぼすことがあります。虫歯を放置すると、血管や気道を通じて全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。特に注意が必要なのが以下の病気です。

菌血症(きんけつしょう)

菌血症とは、血液の中に細菌が入り込んでしまっている状態です。

本来、血液は無菌であるべきものですが、虫歯などの感染を放置することで歯の根の奥から血管内に細菌が入り込み、全身をめぐる血液とともに体中に運ばれてしまうことがあります。

初期の菌血症では症状がほとんどないことが多いですが、免疫力が低下していたり、菌血症を放置する事により、以下のような深刻な感染症に発展してしまう可能性があります。

感染性心内膜炎 心臓の内膜に細菌が付着して炎症が起こる病気です。放置すると、心臓の弁に障害を起こしたり、命に関わることもあります。
敗血症 細菌が血流を介して全身に広がり、体の免疫反応が暴走する状態です。重症化すると臓器不全を起こし、緊急入院・集中治療が必要になります。
骨や関節への感染 血液を通じて細菌が骨や関節に届くと、化膿性関節炎や骨髄炎を引き起こすこともあります。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

虫歯を放置することで起こりうる全身に関わる重大な病気は、誤嚥性肺炎です。

高齢になると、飲み込む力が低下し、食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまうことがあります。

このとき、虫歯や歯周病で増えた口の中の細菌が一緒に肺に入ってしまうと、肺で感染を起こし、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります5

誤嚥性肺炎は日本の高齢者の死亡原因の上位にも入る深刻な病気で、以下のような方は特にリスクが高まります。

  • 高齢の方
  • 寝たきりや介護を受けている方
  • 脳卒中の後遺症などで嚥下機能が低下している方

このように、一見、歯の問題とは関係なさそうな病気も、虫歯や口腔内のトラブルを放置することで引き起こされるケースがあるのです。

口臭の原因となる

虫歯を放置することで、口臭の原因となることがあります。特に進行した虫歯では、自分では気づかないうちに不快なニオイを発してしまっているケースも少なくありません。

虫歯が原因で口臭が発生する主な理由は、以下の通りです。

虫歯の穴に汚れや食べかすがたまる 虫歯が進行すると、虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶け、穴があきます。その穴に食べかすや細菌がたまり、腐敗が進むことで嫌なにおいを発するようになり、口臭を引き起こします。
膿によるにおい 虫歯が神経まで達すると、歯の根の奥に膿がたまることがあります。この膿が排出されると、生臭く、腐敗したような強い悪臭が口の中に広がり、口臭の原因となります。
口全体の衛生環境が悪化する 虫歯があると、痛みや違和感から歯磨きがしにくくなることもあります。その結果、プラークや歯石がたまりやすくなり、細菌が増殖しやすくなり、口臭を引き起こすことがあります。

虫歯による口臭は、本人が気づいていないことも多いため、対人関係に悪影響が出てしまうことがあります。

治療費が高額になる

虫歯を放置することで、治療費が高額になってしまうことがあります。

軽度の虫歯であれば、治療の費用も負担も少なく済みますが、虫歯が進行して神経まで達したC3や根っこだけになるC4になってしまうと、治療が複雑化し、費用が大きく膨らみます。

具体的には、以下のような治療が必要になります。

  • 神経を取る根管治療
  • 歯の土台作製
  • 被せ物の作製、装着
  • 抜歯後の入れ歯やブリッジ、インプラント治療

これらをすべて健康保険内の範囲で治療しても、1本あたり5,000〜12,000円程度の費用がかかることが多く、複数本に及ぶ場合はさらに高額になります。インプラントなどの自費治療を選んだ場合は治療費が数十万円以上になることもあります。

また、神経の治療や被せ物の作製には複数回の通院が必要であり、時間もかかります。

虫歯が軽度のうちに治療することが、結果的に費用と時間の両方を抑える最善の方法となります。

虫歯は自然に治らない!放置することで虫歯が進行しつづける理由

一度できてしまった虫歯(C1以降)は、虫歯菌による歯の破壊が始まっているため、自然に元の健康な状態まで治ることはありません。そのため、スピードに個人差はあれど虫歯を放置することで、確実に進行していきます。

その理由は、以下の3つが挙げられます。

  1. 虫歯菌を身体の力で排除することが難しいから
  2. 失われた歯を再生することが難しいから
  3. 毎日の生活で虫歯菌が活動し続けているから

虫歯菌を身体の力で排除することが難しいから

ミュータンス菌をはじめとする虫歯菌は人の体の力で排除することが難しい存在です。細菌たちが生き残る事ができる理由は以下の通りです。

虫歯菌には耐酸性があるから

虫歯の菌は酸に強い性質(耐酸性)を持ちます。虫歯の原因菌は、糖分をエサとして乳酸という酸を作り出して歯を溶かして虫歯を作るのですが、酸を作り出す細菌であるため、自分の酸で溶かされないよう酸に強い体質を持っているのです。

虫歯菌を殺菌することは困難であり、多くの細菌が死んでしまうような環境でも虫歯菌はしぶとく生き残り、虫歯を進行させます。

プラークの中に潜んでいるから

虫歯菌は、歯の表面につくプラークの中に潜んでいます。

★プラークとは?
プラークは細菌の固まりで、歯垢と呼ばれることもあります。食べかすのことではありません。
人間の口の中には、およそ400から700種類以上と非常に多くの種類の細菌が生息しています。
普段は細菌同士でバランスをとって生息していますが、歯磨きが不十分であったり、糖分を多く取ったりすると細菌がねばねばした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
この粘着質な細菌の塊がいわゆるプラークです。

プラークは、バイオフィルムと呼ばれ、免疫細胞や唾液中の抗菌成分、さらには抗生物質でさえ通しにくいバリアのようなものです。そのため、免疫細胞や唾液の抗菌成分が歯に到達したとしても、バイオフィルム内部の虫歯菌までは届きにくく、除去することを困難にしています。

歯には血流がないため、免疫が届きづらいから

エナメル質や象牙質には血管が通っていないため、免疫細胞が届きずらくなっています。

体の免疫は、通常血液の流れに乗って体内を巡回し、炎症が起きた場所に集まってきます。

歯の深部にある歯髄には血管や神経が通っていますが、虫歯菌が最初に活動するエナメル質や象牙質には血管が通っていません。そのため、体の防御反応が届きづらい構造になっており、虫歯は体の自然治癒力では対処が難しい病気といえます。

免疫細胞が届きづらい場所に潜んでいるから

虫歯菌は、歯と歯の間や、歯の溝、歯と歯茎の境目など、免疫細胞も歯ブラシも届きにくい場所に好んで住み着きます。

これらの部位は掃除が難しくかつ、細菌が長くとどまりやすいため、免疫が効きにくいだけでなく、虫歯の進行リスクも高まります。

失われた歯を再生することが難しいから

歯は、一度失われた部分を自然に再生することができません。

特に、歯の表面を覆うエナメル質は、人の体の中で唯一、細胞を持たない硬組織で、一度穴が空いてしまうと元に戻ることはありません。

また、内側にある象牙質は、神経(歯髄)が生きていればごくわずかに再生されることがありますが、その再生量は限られており、大きく失われた場合には治療が必要不可欠です。

神経が死んでしまうと再生の働き自体が失われてしまうため、内部の虫歯はさらに深く広がり続けてしまいます。

そのため、虫歯で失われた歯の部分は、自然な再生によって元通りになることはありません。

毎日の生活で虫歯菌が活動し続けているから

虫歯菌は、毎日の生活で活動し続けています。虫歯菌は、食事に含まれる糖分をエサにして酸を出し、歯の表面を溶かしていきます。

そして、そのサイクルは私たちが日常生活を送っている限り、休むことなく続いています。糖分を一切摂らない、歯を完璧に磨ききるといった生活は不可能に近いでしょう。そのため、虫歯菌にとっては、毎日が快適に働ける環境になっています。

さらに、甘いものを頻繁に食べる、間食が多い、夜に歯みがきをサボる、など生活習慣が乱れていると、虫歯菌の活動はより活発になり、進行スピードも加速していきます。

ただし、同じような生活をしていても虫歯になりやすい人・なりにくい人がいます。これは、虫歯菌の数や唾液の質・量、歯の質、食生活や口腔ケアの習慣など、さまざまな要因が関係しています。

しかし、虫歯菌の活動は止まることがないため、何も対策をせず虫歯を放置していると時間の経過とともに確実に進行していきます。

★虫歯をどれくらい放置するとやばい?10年以上放置したらどうなる?

虫歯の進行には、以下のような要因が関わってきます。

  • 年齢:10代や20代前半といった若い人は比較的虫歯の進行が速いです
  • 虫歯の場所:奥歯の溝や、歯と歯の間といった、汚れがたまりやすい場所は虫歯の進行が速くなります
  • 生活習慣:乱れた食生活や、歯みがきが不十分だと進行が早まる傾向があります

このように、数か月〜1年ほどで歯の神経が死んでしまい、虫歯の末期ともいえるC4まで到達してしまう人も一定数います。一方で、数年間放置しても症状が進行しないケースもあります。

しかし、10年以上の長期間、虫歯を放置した場合は、C3、C4といったように虫歯の進行がかなり進んでいる可能性が高いです。

長期間にわたる虫歯の放置は、全身への影響を及ぼす危険性があるため、注意が必要です。

放置期間の長さに関わらず今すぐ歯科医院に行こう

虫歯を放置してしまった場合にやるべきことは、できるだけ早く歯科医院に行くことです。虫歯は早ければ早いほど、処置の時間もお金もかからない傾向があります。

「こんなになるまで放っておいて怒られてしまうかも」「恥ずかしくて口の中を見せられない」

こんな風に思ってしまい、歯科医院から足が遠のいている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際は、歯科医師は怒るよりも、むしろ勇気を出してよく来てくれました、と思っている人がほとんどです。

歯科医師にとっては、虫歯が進行してつらい思いをしている方に、適切な治療をして助けることが仕事です。放置期間の長さは関係ありません。安心して歯科医院を受診してください。

放置してしまっても大丈夫!進行度に合った治療法がある

虫歯を放置してしまった罪悪感があるかもしれません。とはいえ、心配しすぎないでください。

歯科医師は歯の治療のプロです。現在の状態をしっかり確認し、あなたに合った治療法を提案してくれます。虫歯は進行度によって治療内容が異なりますが、どの段階であっても対応する治療法がきちんと用意されています。

以降で、進行度ごとの代表的な治療内容を紹介します。

COの場合

COは「要観察歯」とも呼ばれ、表面のエナメル質が少し溶け始めた状態です。歯の表面がわずかに白や茶色になる、表面がざらざらするなどの初期の変化が見られますが、まだ穴はあいていません。

適切なセルフケアや、フッ素の入ったフッ化物を適切に応用することで、再石灰化で進行を予防できます。

治療内容:フッ素塗布や歯ブラシ指導を行い、再石灰化を促します。進行していないかどうか継続的な経過観察を実施

C1の場合

C1は、歯の一番外側にあるエナメル質に虫歯がとどまっている状態です。

歯の表面に黒ずみやくすみが見られることがありますが、まだ穴は小さく、痛みなどの自覚症状がほとんどないことが多いです。

治療内容:虫歯部分を削り、白い歯科用プラスチックで詰めるコンポジットレジン充填を実施

C2の場合

C2は、虫歯がエナメル質を越えて象牙質にまで達している状態です。

歯には穴が空き、冷たいものや甘いものでしみることがあります。象牙質はエナメル質よりもやわらかいため、進行速度が速くなります。

・治療内容
虫歯部分をしっかり取り除きます。虫歯を取り除いてできた穴の大きさに応じてコンポジットレジン充填を行ったり、金属・プラスチックの詰め物(インレー)を使って補修します。詰め物の種類によっては型取りが必要となり、2回以上の通院になることもあります。

C3の場合

虫歯が歯の神経(歯髄)にまで進行した状態で、ズキズキとした強い痛みが出ることがあります。歯の内部で炎症や感染が起きているため、早急な治療が必要です。

治療内容
虫歯になっている歯質や感染した神経を取り除き、根の中を洗浄・消毒する根管治療が行われます。その後、土台(コア)を作って被せ物を装着します。複数回の通院が必要になります。

C4の場合

C4は歯の大部分が虫歯で失われ、歯の根っこしか残っていない重度の虫歯です。神経はすでに死んでいることが多く、痛みは感じない場合もありますが、根の先に膿がたまると腫れや強い痛みが出ます。

治療内容
基本的に抜歯が必要になります。歯を失った後は、入れ歯やブリッジ、インプラントといった歯を補う治療が必要になります。入れ歯とブリッジは保険治療ができますが、インプラントは自費治療となります。

歯医者に行くのがラクになる!忙しい人でも通いやすくする工夫

「仕事が忙しい」「子供を見てくれる人がいない」「介護が大変」

さまざまな理由で歯科医院に通うタイミングを逃してしまう方は多くいらっしゃいます。

しかし、今は忙しい人でもムリなく通える歯科医院や予約方法の工夫がたくさんあります。

ここでは、忙しい方が少しでも歯科医院に通いやすくなるためのヒントをご紹介します。

ライフスタイルに合った通いやすい歯科医院を選ぶ

歯科医院を選ぶときに大切なのは、通いやすい医院を選ぶことです。

歯科医院を選ぶときに、治療の腕の良さや設備に目が行きがちです。そのような要素ももちろん大切なのしかし、歯科治療は1回で終わることは少なく、ほとんどの場合が複数回通うことになります。そのため、通い続けられるかどうかという点も非常に重要になってきます。

ご自身の生活スタイルによって、通いやすくなるポイントは異なりますが、以下のような点を考慮してみると良いでしょう。

  • 職場や自宅から近い
  • 駅から近くアクセスしやすい
  • 駐車場がある
  • キッズスペースがついている
  • 保育士が在籍していて治療中に子供を見てもらえる
  • 朝早くから診療している
  • 土日も診療している
  • 平日の夜遅くも受け付けている

仕事や用事の合間でも無理なく通うことができる歯科医院を探すことで、歯科医院通院のハードルが下がります。

予約システムが整っている歯科医院を選ぶ

予約システムが充実している歯科医院を選ぶと、通院の手続きが楽になります。

「歯医者に行かなくては」と思っているものの、予約するという最初の一歩が面倒で後回しにしてしまうことがあるかと思います。しかし、最近の歯科医院では予約の仕組みが以下のようにどんどん便利になっています。

  • LINEやWeb予約から24時間いつでもどこでも予約ができる
  • 前日や当日の空き枠も確認できる
  • 前日に来院予約のお知らせをしてくれる
  • キャンセルもネットで完結できる
  • 治療後に自動で次回予約を提案してくれる

今の時代は電話しなくてもネットで予約が完結しますし、予定変更も簡単、空き状況もすぐ見ることができます。歯医者に行こうと思ったときに、すぐ行動できる環境が整っている歯科医院を選ぶことが、治療完了への第一歩です。

最初の一歩は相談でもOK。まずは状態を診てもらおう

治療を受けるかどうかはっきりしていなくても、まずは歯科医院で相談してみることから始めてみましょう。

「治療が怖い」「怒られてしまうかも」…このように感じている人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、歯科医院ではまず話を聞くだけでも問題ありません。初診では、簡単な検査や説明だけで終わることも少なくありません。したがって、もし治療が必要でも、その内容や回数、費用についてしっかり説明を受けたうえで、自分のペースで始めることができます。

放置してしまったことを後悔するよりも、一歩踏み出すことが何より大切です。ご自身の歯と健康を守るために、まずは軽い気持ちで相談してみてください。

虫歯を放置してしまった…そんなときの治療は永田歯科医院へ

永田歯科医院は、虫歯や歯周病治療はもちろん、インプラントなど良質な治療を行う東京都立川市柏町にある歯医者です。当院なら、虫歯を長い間放置していて気になる歯の状態を確認、治療が行えます。

当院の虫歯治療の特徴

  • 「歯科用レーザー」を使った痛みがほとんどない治療
  • 「睡眠無痛治療」で不安や恐怖心を取り除ける
  • 「短期集中治療」で何度も通院の必要はなし

ドリルではなくレーザー治療により、強い殺菌力で短い時間で治療でき、歯質も強化できます。麻酔は必要ありません。

「笑気ガス」や「睡眠無痛治療」の導入で、患者の不安や恐怖を取り除く治療環境を整えています。

短期集中治療なので、忙しい方でも安心して治療ができます。虫歯の放置は歯だけではなく全身への影響を及ぼす可能性があるため、すぐに当院へご相談ください。

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まとめ:虫歯の放置は危険!できるだけ早めに歯科医院へ受診しよう

虫歯は、放っておいても自然には治りません。それどころか、時間が経つほど進行し、痛みや見た目の悪化だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

しかし、虫歯を放置してしまったことを責める必要はありません。大切なのは、「今」できることに目を向けることです。虫歯は進行度に応じた治療法が確立しており、どの段階からでも適切な治療を受けることが可能です。

最近では、LINEやWebから簡単に予約できる歯科医院や、土日や夜間も診療している医院、託児所つきの医院など、忙しい人でも通いやすい環境が整っています。

「とりあえずまずは1回相談してみようかな」という軽い気持ちからでも十分です。あなたの歯と体の健康を守るために、今日が、歯医者に行く一番早いタイミングかもしれません。ほんの少しだけ勇気を振り絞って、一歩を踏み出してみてください。

【参考文献】
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2.C-V Andre et al, Osteomyelitis of the jaws: A retrospective series of 40 patients. J Stomatol Oral Maxillofac Surg. 2017 Oct;118(5):261-264. doi: 10.1016/j.jormas.2017.04.007. Epub 2017 May 11. PMID 28502763
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5.坂本春生 肺炎予防と口腔ケア 2014年日本内科学会雑誌第103巻第11号:2735~2740

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