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20代で歯周病にかかる割合は2割以上?原因や予防・治療方法を紹介

「歯周病は年配の人がかかる病気」と思っている方は、少なくないでしょう。

しかし、厚生労働省の調査によると、20代の2割以上に歯周病の所見が確認されています。

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどなく、気付かないうちに進行してしまうのが特徴です。

本記事では、20代で歯周病が起こる原因代表的な初期症状放置した際のリスクについて解説します。

具体的な歯周病ケアや予防方法も紹介しますので、20代で歯周病の可能性がある方や、初期症状について気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

20代で歯周病にかかっている割合はどれくらい?

歯周病は、中高年がかかる病気というイメージを持つ人もいるでしょう。

しかし実際には、20代でも歯周病にかかっている方は少なくありません。厚生労働省の調査では、20代の約2割以上に歯肉の炎症所見が見られ、すでに出血などの症状が出ているケースも報告されています。

参考:厚生労働省「令和4年6月16日 資料2-2 第18回健康日本21(第二次)推進健康委員会 歯・口腔の健康」

背景には、生活習慣や口腔ケア不足が大きく関係しています。仕事や学業で多忙な中、歯磨きが不十分になったり、食生活の乱れや喫煙などが重なるとリスクはさらに高まります。

また、歯周病は初期段階では痛みが少なく自覚症状が乏しいため、放置してしまいやすい点にも注意が必要です。若いうちから歯周病が進行すると、将来的に歯を失うリスクが高まります。20代の段階から正しい予防と早期発見を意識することが、長く健康な歯を守る第一歩といえるでしょう。

20代で歯周病になる原因

20代は体力や免疫力がまだ高い世代ですが、生活習慣やセルフケアの不足により歯周病が進行することがあります。

ここでは、20代で歯周病になる代表的な原因を紹介します。

  1. 歯磨きなどの口腔ケア不足
  2. 歯石の放置
  3. 喫煙や不規則な生活習慣
  4. 唾液の分泌量や歯並び
  5. 若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)

歯磨きなどの口腔ケア不足

歯周病の最大の原因は、歯垢(プラーク)が口の中に残ることです。20代は仕事や学業で忙しく、歯磨きや口腔ケアが隅々までできていない人も少なくありません。

磨き残しが蓄積すると、歯ぐきに炎症を起こしたり出血の原因になったりします。

特に、歯と歯の間や奥歯の溝は歯ブラシだけでは落としにくく、デンタルフロスや歯間ブラシを使わないと汚れが残りやすい部位です。

さらに、強い力で磨きすぎる「オーバーブラッシング」によって歯茎が傷つき、炎症を招くこともあります。毎日の正しいケア習慣を身につけることが、将来の歯を守る土台になるといえるでしょう。

歯石の放置

取りきれなかった歯垢が放置されると、やがて石灰化して歯石になります。歯石は表面がザラザラしており、細菌が付着しやすいため、歯周病菌の温床となりやすいのが特徴です。

歯石をそのままにすると歯ぐきの炎症が悪化しやすく、歯周病を進行させるリスクが高まります。歯石は自分で除去できないため、歯科医院での専門的なクリーニングが必要になります。

日頃のセルフケアをきちんと行っていても、歯石は少しずつ蓄積するため、定期的に歯科医院で取り除くことが大切です。

喫煙や不規則な生活習慣

喫煙は、歯周病の大きなリスク要因のひとつです。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素などの有害物質は血管を収縮させやすく、歯茎へ酸素や栄養が行き渡りにくくなります。その結果、歯茎の抵抗力が落ち炎症が悪化しやすくなります。

また、20代は夜遅くまで起きていたり、食事時間が不規則になったりすることも多く、生活習慣の乱れが免疫力を低下させ、歯周病の進行を後押しします。

ストレスの多い生活が続くとホルモンバランスが崩れやすくなり、炎症が長引くこともあるため注意が必要です。

唾液の分泌量や歯並び

歯周病の原因として、唾液の分泌量も関係します。

唾液には、主に以下の役割があります。

  • 口の中を洗い流す
  • 酸を中和する
  • 歯の再石灰化を促す
  • 抗菌成分を届ける

しかし、ストレスや緊張、睡眠不足などによって分泌が減ると、口腔内の細菌が繁殖しやすくなり歯周病のリスクが高まります。薬の副作用やアルコール、カフェインの過剰摂取も口腔内の乾燥を招く要因です。

また、歯並びの乱れや親知らずの周囲は清掃性が悪く、磨き残しが生じやすくなります。

歯と歯の重なりや奥歯の隙間にプラークが残ると歯石がつきやすく、歯周病の進行につながります。

歯並びについてはセルフケアに限界があるため、歯科医院での定期的なクリーニングや矯正治療なども検討するとよいでしょう。

若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)

若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)は、10〜30代の若年層に発症しやすく、発症すると若くして急速に進行していく歯周病です。発症はごく稀なケースですが、遺伝的要因が強く関わるとされています。

20代前半が発症のピークとされているため、もし該当する場合には早急に治療しなくてはいけません。

  • 歯科医院によるクリーニング
  • 投薬治療
  • 歯周外科手術

歯周病治療に対応した歯科医院に相談しましょう。

20代の歯周病で現れやすい初期症状

歯周病は初期段階では自覚しにくいのが特徴ですが、20代でも小さなサインが出ていることがあります。

その変化を見逃さず、早めの適切なケアが、歯周病の進行を防ぐポイントです。

  1. 歯ぐきの腫れや出血
  2. 口臭の増加
  3. 歯がぐらつく・違和感がある

歯ぐきの腫れや出血

歯磨きのときや硬い食べ物を噛んだときに歯ぐきから血が出るのは、歯周病の初期症状である「歯肉炎」のサインです。

歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨとした感触になるほか、指で押すと痛みや違和感を覚えることもあります。歯肉炎を放置すると炎症が歯の周囲組織や骨にまで広がり、より重度な歯周炎へ進行する可能性が高くなります。

このような症状が出た場合は、歯科医院でブラッシング指導を受け、歯石を除去してもらうのが効果的です。

セルフケアでは、歯磨きの方法を見直し、歯間ブラシやフロスを取り入れてプラークを徹底的に除去する習慣をつけることが大切です。

ただし、汚れを落としたいからといって自己流の強いブラッシングを続けると歯ぐきを痛めることがあるため注意しましょう。

口臭の増加

歯周病の原因となる細菌は、歯垢や歯石によって繁殖し強い臭いの原因となるガスを発生させます。そのため、20代で歯周病の疑いがある場合、口臭が気になることがあります。

口臭は本人にとって気付きにくく、周囲から指摘されて初めて意識するケースも少なくありません。仕事や人間関係にも影響を及ぼしやすいため、早期の対応が大切です。

口臭が強くなっていると感じたら、マウスウォッシュで一時的にごまかすのではなく、原因菌を減らすことが重要です。歯科医院で定期的なクリーニングを受け、歯垢や歯石を取り除くことで改善が期待できます。

また、水分不足や口呼吸により口臭が悪化することがあるため、生活習慣を見直すことも有効です。

歯がぐらつく・違和感がある

歯周病が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ溶け始め、歯が浮いたような感覚や噛んだときに違和感が出ることがあります。

20代でも進行が早い場合は歯がぐらつき始め、重症化すると早い段階で歯を失うリスクにもつながります。

歯の揺れや違和感を覚えたら、早めに歯科医院の受診が大切です。軽度であればクリーニングや歯周ポケットの洗浄で改善する場合もあります。

しかし、重症化すると外科的処置や、抜歯が必要になる可能性もあります。初期症状を見逃さず早期に治療を始めることが、将来の歯を守ることにつながります。

20代で歯周病を放置して重症化するとどうなる?

歯周病は一度かかると自然に治ることはなく、放置するほど進行します。20代で発症した歯周病を放っておくと、抜歯が必要になるなど、さまざまなリスクが伴います。

ここでは、歯周病が重症化した際に起こるリスクについて解説します。

  1. 将来歯を失うリスクが高まる
  2. 治療費や治療期間がかかる
  3. 他の病気の原因になり得る
  4. 日常生活に支障をきたす原因になる

将来歯を失うリスクが高まる

歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)を徐々に破壊していく病気です。進行すると歯がぐらつき、噛むときに違和感を覚えたり、最終的には歯を失うことにもつながります。

歯を失うことは、噛む力や食事の満足度が下がるだけでなく、発音のしにくさや笑顔の印象にも大きな影響を与えます。

さらに、歯を失った部分を放置すると隣の歯が傾いたり、かみ合わせが乱れるなど二次的なトラブルを引き起こすリスクもあります。20代から歯周病で歯を失うことは「将来の生活の質」にも直結するうえ、経済的・心理的な負担も伴うでしょう。

歯周病の予防や早期治療に取り組むことが、長期的に自分の歯を守り、快適に生活するためには欠かせません。

治療費や治療期間がかかる

歯周病が軽度の段階であれば、歯石除去やクリーニングなど比較的シンプルな処置で改善が見込めます。

しかし、進行すると歯ぐきの奥深くについた歯石を取り除く「ルートプレーニング」や、歯ぐきを切開して感染部位を除去する外科的処置が必要になるケースもあります。そうなると治療期間も長期化しやすく、数ヶ月から数年に及ぶこともあります。

さらに、重症化によって歯を失った場合は、インプラントやブリッジ、入れ歯といった補綴治療が必要です。

これらは噛む力や見た目を回復するための手段ですが、治療費が高額になりやすく、通院回数も増えます。

特に、インプラントは1本数十万円と高額なため、20代の若い世代にとって大きな経済的負担となるでしょう。

他の病気の原因になり得る

歯周病は口腔内の問題だけにとどまらず、全身の健康にも関わっています。歯周病菌やその毒素が血流を介して体内に広がると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など循環器疾患のリスクを高めることがわかっています。

また、歯周病による炎症が血糖コントロールに影響し、糖尿病を悪化させたり、妊娠中の女性の場合、早産や低体重児出産のリスク要因になったりすることも報告されています。

こうした全身疾患のリスクは、20代ではまだ自覚しにくいでしょう。

しかし、歯周病を放置することで、将来的な健康リスクを積み重ねることにつながります。定期的に歯科を受診し歯周病のリスク管理をすることは、全身の健康を守ることにも直結します。

参照:厚生労働省「歯周病」

日常生活に支障をきたす原因になる

歯周病が進行すると、腫れや出血による痛みで食事がしにくくなり、硬い物を避けるようになる人もいます。この状態が続くと食事のバランスが偏り、栄養不足を招く恐れがあります。

また、歯が揺れたり抜けたりすることで発音が悪くなりやすく、会話に支障を感じるケースも少なくありません。

さらに、見た目の変化や口臭の悪化により、人前で笑ったり話したりすることに抵抗を感じ、対人関係や仕事に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

生活の質を維持するためにも、早期の治療と予防が欠かせません。

20代の歯周病ケアと予防方法

歯周病は、気がついたときにはすでに進行しているケースが少なくありません。そのため、症状が軽いうちからのケアや予防がとても重要です。

ここでは、20代から実践できる具体的な歯周病ケアと予防方法を紹介します。

  1. 正しいセルフケアの習慣化
  2. 定期的な歯科健診・クリーニング
  3. 生活習慣の改善

正しいセルフケアの習慣化

毎日の歯磨きを「ただ磨く」から「汚れをしっかり落とす」という意識に変えることが大切です。

たとえば、歯ブラシはペンを持つように軽く握り、毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てるとプラークを効率よく除去できます。

さらに、歯ブラシだけでは汚れを落とすのに不十分なため、デンタルフロスや歯間ブラシ、含嗽剤の使用も有効です。

特に、就寝前のフロス習慣は効果的と言われており、翌朝の口臭予防にもつながります。必要に応じてマウスウォッシュも併用すれば、口腔内の殺菌効果を高められるでしょう。

正しいセルフケア習慣をつけるには、歯科医院で直接ブラッシング指導を受けるのもおすすめです。歯ブラシやフロスの正しい使い方、選び方などを学んでおくことで、日々のケアの質が向上し歯周病予防につながります。

定期的な歯科健診・クリーニング

20代は仕事や学業に追われ「痛みが出ない限り歯医者に行かない」という人も少なくありません。

しかし、歯周病は自覚症状がほとんどないまま進行するため、症状がなくても定期的な健診を受けることが欠かせません。半年に一度を目安に歯科健診やクリーニングを受ければ、歯石の除去や歯ぐきの状態がチェックでき、早期発見・早期治療につながります。

また、健診を継続するには「かかりつけの歯科」を持つことも大切です。

信頼できる医院を決めておけば、予約もスムーズになり、毎回新しい医院を探す手間も省けます。医院によっては定期健診のお知らせをDMやメールで送ってくれる場合もあるため、生活に組み込みやすいのもメリットです。

生活習慣の改善

20代は交友関係やライフスタイルが変化しやすく、喫煙・夜更かし・偏った食生活などで生活リズムが乱れやすい時期です。こうした生活習慣の乱れは免疫力を下げ、歯周病の進行を後押しします。

「禁煙に取り組む」「野菜やタンパク質を意識的に摂取する」「十分な睡眠を確保する」など、ちょっとした改善が将来の口腔環境の大きな差につながります。

また、ストレスが続くと唾液の分泌量が減り口腔内が乾燥しやすくなるため、適度なリフレッシュも欠かせません。

たとえば、仕事の合間に水分をしっかりとり、キシリトール入りのガムで唾液を促すだけでも口腔環境は改善できます。生活習慣を整えることは、歯周病対策としてだけでなく全身の健康にもプラスに働くでしょう。

歯周病なら歯科医院で治療しないと治せない

歯周病は「細菌による感染症」であり、セルフケアだけでは治せません。初期段階であれば歯垢や歯石の除去だけでも改善しますが、それだけでは不十分な場合もあります。

歯科医院では、CT検査やレントゲン、唾液検査などで診断し、最適な治療プランを立てます。クリーニングやPMTC、ブラッシング指導、プラークコントロールといった基本処置に加え、レーザー治療やエアフローなど最新の方法を導入する医院もあります。

また、歯周病は再発しやすいため、生活習慣の見直しと、専門的な治療の両立が欠かせません。医院を選ぶ際は、最新機器を備え、再発防止まで視野に入れた科学的な治療を行っている医院かを確認することが大切です。

20代で歯周病の疑いがあるなら永田歯科医院へ

東京都立川市の永田歯科医院は、最新の機器を活用した精密診断と、各分野の専門医が連携するチーム医療体制が特徴です。

当院では、CT・レントゲン・唾液・口臭検査を通じて歯周病の進行度や原因菌を正確に把握し、診断結果をもとに一人ひとりに合わせた治療プログラムを作成しています。再発防止まで見据えた計画的な治療が受けられるのも大きな強みです。

基本的なPMTC・ブラッシング指導・プラークコントロールに加え、レーザー治療やエアフロー、歯周内科療法など幅広い治療法を導入。さらに、重度の歯周病にはマイクロスコープを使った外科処置や歯周組織再生療法を行い、症状改善だけでなく長期的に安定した口腔環境をめざしています。

また、インプラント・審美歯科・矯正歯科といったさまざまな専門医も在籍しているため、噛み合わせや見た目まで考慮した包括的な治療が可能です。

20代で歯周病のサインに気付いたら、精密な診断と専門的な治療が受けられる永田歯科医院へご相談ください。

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まとめ:20代でも歯周病にかかる!原因や予防方法を理解して適切な治療を受けよう

「歯周病=高齢者の病気」と思われがちですが、実際には20代で初期症状が出る人も少なくありません。その背景には、口腔ケア不足や生活習慣の乱れといった日常の積み重ねが影響しています。

歯ぐきの腫れや出血、口臭、噛んだときの違和感といったサインがある場合は、放置せず早めに歯科医院を受診することが大切です。精密検査や専門的治療が受けられる医院を選べば、症状の改善だけでなく、再発防止や長期的な口腔内の健康維持にもつながります。

20代のうちから正しいケアと知識を身につけて、将来的に歯周病リスクを大幅に減らしましょう。

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