歯周病治療は、検査の精度や治療計画の立て方、継続的なメンテナンスなど、医院ごとに大きな違いがあります。
「家から近いから」「口コミが良かったから」という理由だけで選ぶと、治療が長引いたり、再発を繰り返したりするケースもあります。適切な治療を受けていないと、治療していても結果的に抜歯に至る可能性もゼロではありません。
一方で、適切な検査や根拠に基づく治療を提供している歯医者を選べば、歯周病治療の終了後も「信頼できるかかりつけ医」として長く通うこともできるでしょう。
この記事では、良質な歯周病治療を受けられる歯医者選びのポイントや、おすすめの歯医者を紹介します。
歯周病治療で歯医者選びが重要な理由

「歯周病治療」といっても、検査方法・治療方針・対応できる範囲は歯科医院によって大きく異なります。
なかには、必要な検査をせず、歯石取りだけで終わってしまう場合もあり、症状が改善しないうえに再発を繰り返すケースもあります。歯周病治療は、治療の精度によって結果が左右されやすいことが、歯医者選びが重要と言われる大きな理由といえるでしょう。
歯周病は進行性の疾患で、放置すると歯ぐきだけでなく、歯を支える骨が溶けて歯を失うこともあります。初期であればクリーニングや生活習慣の見直しで改善を目指せますが、重度になると外科的な処置が必要になることもあります。
歯周病治療においては「適切な検査に基づく治療」と「治療後のメンテナンス」までの一貫した対応が再発の可能性を左右します。
そのため、精度の高い診断と治療後のサポート体制が整っている歯医者を選ぶことが、治療の効果を継続させるためには欠かせません。
歯周病治療における歯医者の選び方12個のポイント

歯周病治療の結果は、歯医者の検査精度や治療方針によって大きく変わります。
ここでは、治療後に「思っていたのと違った……」とならないよう、良質な歯周病治療が受けられる歯医者の見極め方を紹介します。
- 丁寧なカウンセリングと根拠に基づく説明があるか
- 治療後を考えた提案をしてくれるか
- 歯周病の専門医・認定医が在籍しているか
- チーム医療体制が整っているか
- 歯周病治療の実績が豊富か
- 最新設備・機器を導入しているか
- 衛生管理が徹底しているか
- 外科治療や再生療法にも対応しているか
- 予防歯科に力を入れているか
- ブラッシング指導や生活改善のサポートがあるか
- アクセスしやすいか
- 医療技術と知識の向上に日々努めているか
丁寧なカウンセリングと根拠に基づく説明があるか
歯周病治療では、初診のカウンセリングでどれだけ丁寧に現状を説明してくれるかが大切です。カウンセリングの内容によって、歯周ポケットの測定やレントゲン、CT検査をして、歯ぐきや骨の状態を可視化することが治療の土台になります。
一方で、カウンセリングを簡単に済ませ、視診だけで治療に進んだり、歯石取りだけで終わってしまうケースもあります。歯周病は歯ぐき内部で炎症が起こる疾患のため、表面を見ただけでは判断できない部分が多いのも特徴です。
カウンセリングの際に患者へのヒアリングや検査が不足すると、根本的な改善につながらないこともあります。治療内容・期間・費用とあわせて「なぜその処置が必要なのか」をわかりやすく説明してくれる医院なら、納得しながら治療を進められるでしょう。
治療後を考えた提案をしてくれるか
歯周病は再発しやすい病気のため、治療が終わってからのケアまで見据えてくれる歯医者を選ぶことが大切です。歯石除去やクリーニングに加え、ブラッシング指導や生活習慣へのアドバイスもあると、セルフケアの質も高まり、治療効果を維持しやすくなります。
また、定期検診のタイミングやメンテナンスの頻度をわかりやすく説明してくれる医院は、再発予防にも力を入れていると考えられます。「治療して終わり」ではなく、治療後を見据えて提案してくれる歯医者であれば、長期的に通いやすく信頼して任せやすいでしょう。
歯周病の専門医・認定医が在籍しているか
歯周病は、進行すると治療が難しくなることがあり、外科的な処置や再生療法が必要になる場合もあります。歯周病治療に精通した歯科医師が在籍しているかどうかは、医院選びの大切な目安です。
「専門医」や「認定医」は、学会が定める基準を満たして取得する資格で、臨床経験や研修、学会発表などが求められます。歯周病についての高い知識と技術を持つ医師が在籍していれば、治療を担当してくれる可能性も高くなるでしょう。
医師の資格は、歯科医院のホームページに掲載されていることも多いため、事前に確認しておくと安心です。専門性や治療方針を理解したうえで治療に進めるため、安心感にもつながります。
チーム医療体制が整っているか
重度の歯周病は、ひとりの医師だけで治療を完結させるのが難しい場合があります。歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士などが連携する「チーム医療体制」があれば、幅広い視点で診断し、治療を進められるでしょう。
たとえば、外科的処置や再生療法が必要な場合は、精密検査を担当する医師と、術後のケアをする歯科衛生士が協力して治療を進めます。噛み合わせの調整や被せ物も必要なときは、歯科技工士との連携が欠かせません。部分的な治療ではなく、口腔内全体を見据えた治療ができる点は、大きなメリットといえます。
専門分野を持つスタッフがそろっている歯科医院は、治療の選択肢が広く、難症例にも柔軟に対応しやすい傾向があります。「しっかり治したい」「歯をできるだけ残したい」という方は、チームで診療している歯医者かどうかも確認してみると安心です。
歯周病治療の実績が豊富か
歯周病は、症状の進行度や原因が一人ひとり異なります。そのため、幅広い症例に対応してきた歯科医院ほど、適切な判断や治療が期待できると考えられます。
特に、重度症例や再発を繰り返している患者の治療実績がある歯科医院は、治療計画の組み立てや再発予防のノウハウが豊富です。
ホームページで症例写真や治療実績を公開している歯医者であれば、どのような治療に対応しているのかを確認しやすく、安心材料にもなります。
治療を受けているのに良くならない方などは、歯周病治療の実績が豊富な医院を選ぶことで、治療の選択肢が広がる可能性があるでしょう。
最新設備・機器を導入しているか
精度が高く、負担の少ない歯周病治療には、設備や医療機器の充実が欠かせません。マイクロスコープで細かな部分まで確認できるマイクロスコープや、骨の状態を立体的に把握できるCTなどの活用で、診断の精度が高まりやすくなります。
さらに、レーザー機器を導入している医院では、歯ぐきへの刺激を抑えた治療も可能です。
また、中等度〜重度の歯周病では、通常の器具だけでは届かない場所に歯石が付着することもあります。歯周病の治療は精密機器の活用で、治療結果に差が出ることも考えられます。
「できるだけ歯を残したい」「再発を防ぎたい」という方は、設備面についてもチェックしておくと安心です。
衛生管理が徹底しているか
歯周病治療は、歯ぐきや歯周ポケットに直接アプローチする場面が多いため、衛生管理はとても重要です。
器具を滅菌パックで個別に管理しているか、使い捨てのグローブやエプロンを適切に交換しているかは、感染対策を判断するうえで大切な目安になります。
治療環境が常に清潔に保たれている歯科医院は、患者への配慮が行き届いている傾向があります。カウンセリングなどで「滅菌体制」についても説明があれば、より安心して治療を受けやすくなるでしょう。
外科治療や再生療法にも対応しているか
重度の歯周病になると、通常のクリーニングだけでは症状が改善しないことがあります。特に、中等度〜重症のケースでは、深い部分の歯石を取り除く外科的処置や、歯周組織再生療法などが必要になることがあります。
これらの治療は高度な技術と設備が必要なため、対応できる歯科医院は限られるのが懸念点です。
また、通院途中で転院が必要になると、治療が中断しやすくなり、検査をやり直すことにより金銭的負担が生じることもあります。幅広い治療に対応している歯科医院であれば、一貫した治療を受けやすいため、最初から安心して通えます。
「なんとか歯を残したい」「難しい症例でも相談したい」という方は、外科的処置や再生療法の実績があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
予防歯科に力を入れているか
歯周病は、再発しやすいため、治療が終わってからも油断できない疾患です。治療後も今までと変わらないセルフケアを続けていると、歯周ポケットに再び細菌が溜まり再発する可能性があります。
歯周病治療を受ける医院を選ぶ際は、治療後の予防ケアにも力を入れているところを選ぶと安心です。
メンテナンスやクリーニング、歯石除去、細菌検査を定期的に実施する医院であれば、口腔内の状態を継続的に管理しやすくなります。「治療して終わり」ではなく「良い状態を維持する仕組み」がある医院ほど、再発予防の意識が高いといえるでしょう。
歯周病は、適切なケアを続けることでコントロールできる疾患でもあります。予防歯科にも力を入れている歯科医院なら、安心して長く治療を任せられるでしょう。
ブラッシング指導や生活改善のサポートがあるか
歯周病を改善し、再発を防ぐためには、正しいセルフケアが欠かせません。歯科医院で丁寧な治療を受けても、磨き残しが多かったり生活習慣に問題があったりすると、再発の可能性が高くなります。
治療後の定期検診などで、歯科衛生士によるブラッシング指導が受けられる歯科医院は、再発予防への取り組みがあり、信頼性の高さが伺えます。
さらに、歯ブラシやフロス、歯間ブラシの選び方や使い方のアドバイスもあれば、日常のケアの効果も高まるでしょう。
また、喫煙や食生活など、歯周病と関連の深い生活習慣についても説明がある歯科医院は、治療後のサポートにも前向きな姿勢があります。医院での治療とセルフケアの両方をサポートしてくれる体制があることも、歯医者選びの判断材料のひとつになるでしょう。
アクセスしやすいか
歯周病治療は、一度で終わることが少なく、複数回の通院が必要になるケースがほとんどです。通い続けることを前提に考えると、アクセスの良さも大切な判断材料になります。
駅から近い、駐車場がある、土日診療に対応しているなど、無理なく通える環境が整っていれば、継続治療の負担も減らせるでしょう。
さらに、子ども連れでも通院しやすいか、予約は取りやすいか、待ち時間が長くないかといったポイントもチェックしておくと安心です。継続して通える環境が整っている医院では、治療から予防までスムーズに進められるメリットがあります。
医療技術と知識の向上に日々努めているか
歯周病治療は、検査機器や治療法の進歩も早く、知識や技術のアップデートが欠かせません。定期的に学会やセミナーに参加していたり、最新機器を積極的に導入していたりする歯医者は、診療の質を上げようと取り組んでいる証拠でもあります。
特に、歯周病の専門医・認定医資格の有無や、日本歯周病学会に所属しているかは、専門性を判断する材料になります。歯科医院のホームページで、医師の経歴や保有資格が紹介されている場合は、事前に確認しておくと安心です。
また、ブログやコラムで学会や研修への参加について発信している歯医者は、日々の学びを診療に活かしている可能性が高いでしょう。長く通う歯医者だからこそ、知識と技術を磨き続けている医院を選ぶことが大切です。
良質な歯周病治療なら永田歯科医院へ

歯周病は、適切な検査と治療により、重症化していても改善が可能な疾患です。永田歯科医院では、精密検査から治療、メンテナンスまで一貫してサポートできる体制を整えています。
当院の精密検査では、CT・マイクロスコープ・口腔内スキャナなどを活用し、肉眼では確認できない部分まで把握したうえで治療計画を立てます。重度の歯周病で骨が失われている場合でも、歯周組織再生療法により改善を目指すことも可能です。
また、マイクロスコープを用いた歯周外科治療では、歯周ポケット深部の歯石除去にも対応。必要に応じて歯肉移植手術が行えるのも強みです。
さらに、インプラント・審美・矯正など各分野の専門医も在籍しているため、チーム医療による多角的な診断と治療が可能です。「他院で抜歯と言われた」「治療しても再発してしまう」とお悩みの方も、まずは当院へご相談ください。
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まとめ:信頼できる歯医者の選び方を知って後悔しない歯周病治療を受けよう

歯周病治療は、歯科医院ごとに検査体制や治療の進め方が大きく異なります。精度の高い検査や、症状に合った治療法を提案する歯医者であれば、安心して通院できるでしょう。
また、歯周病は再発しやすい疾患でもあるため、治療後のメンテナンスや生活習慣のアドバイスまでサポートしてくれる医院を選ぶことも大切です。
信頼できる歯医者を見極め、適切な治療を受けることが、口腔内の健康維持にもつながります。「歯周病が再発を繰り返している」「どこに相談すべきかわからない」という方は、まずは相談しやすい歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。
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