歯の根に溜まった膿は根管治療で取り除ける？原因や放置の危険性を解説

歯の根元の歯ぐきから膿が出てくる……
歯ぐきににきびのようなできものができて、押すと白い膿が出てくる……
調べてみると「根管治療」という言葉が出てきたのだけどどういう治療なのだろう？

歯茎から膿が出てくると、悪い病気なのではないかと怖くなりますよね。

「どうして歯ぐきから膿が出てくるの？」「このできものは何なの？」「抜歯しないといけないの？」「根管治療ってどんな治療？」など、いろいろな疑問や不安が浮かんできているかもしれません。

実は、歯ぐきから膿が出るのは、歯の奥や歯ぐきで細菌感染が起きているサインです。

原因には、重度の虫歯、根管治療後の再発、歯根嚢胞、歯周病、歯の破折などがあります。

どの状態も、放置しておいても自然に治ることはないので、早急な治療が必要になってきます。このうち重度の虫歯と根管治療後の再発、歯根嚢胞の場合は、歯を残すためには根管治療が必要になります。

この記事では、歯ぐきから膿が出る原因、根管治療が必要なケース、根管治療の流れや注意点について、詳しく説明していきます。歯ぐきから膿がでてお困りの方はぜひ参考にしてください。

目次非表示

歯ぐきから膿が出てくる具体的な原因5つ
歯の根っこの先に膿が溜まったときは根管治療が必要！
根管治療について詳しく説明！
歯の根に溜まった膿を放置するとどうなる？
- 炎症や感染が歯の周りに広がる
- 抜歯になるリスクが高まる
もう膿に悩まされたくない…根管治療を任せる歯科医院の選び方
根管治療なら永田歯科医院
まとめ：歯の根に溜まった膿は根管治療で取り除けることが多い

歯ぐきから膿が出てくる具体的な原因5つ

歯ぐきから膿がでる原因は、歯または歯の周囲で細菌感染が起きているからです。

細菌が歯や歯ぐきの内部に侵入すると、白血球などの免疫細胞が集まり、細菌と戦います。

この戦いの結果として、死んだ白血球や細菌の残骸、壊れた組織片が混ざり合ってできるのが「膿」です。そのため、歯ぐきから膿が出てくるというのは、感染が続いているというサインです。

ここで、歯ぐきから膿が出てくる原因は大きく分けて5つあります。

重度の虫歯(根尖性歯周炎)
根管治療後の再発（根尖性歯周炎）
歯根嚢胞（しこんのうほう）
歯周病
歯の根っこが折れている

順番に詳しく説明していきます。

重度の虫歯（根尖性歯周炎）

重度の虫歯になると、歯の根元あたりの歯茎が膨らみ、膿が出てくるようになることがあります。虫歯が進み、神経まで達すると、はじめは「歯髄炎」という状態になり、強い痛みを引き起こします。

さらに、感染が進行して神経が死んでしまうと、細菌が根の奥まで入り込み、根尖性歯周炎（こんせんせいししゅうえん）と呼ばれる状態になります。

これは歯の内部で細菌が繁殖し、根っこの先に炎症が起きている状態です。

感染が進行すると、根っこの先に膿がたまってきます。膿が広がると骨を溶かし、歯ぐきに出口（瘻孔〔ろうこう〕）を作ることがあります。瘻孔は歯ぐきに小さなにきびのようなふくらみとして現れ、そこから膿が出てくるようになります。

他にも、以下のような症状が出てくることがあります。

歯が浮いたような感じがする
歯がグラグラする
噛んだ時に痛みや違和感がある
口臭が強くなる
何もしていなくてもズキズキとした痛みが続く（急性の場合）
顔全体が腫れる

膿の出口ができると一時的に痛みが軽くなることもありますが、感染が治ったわけではありません。そのため、そのまま放置しても自然に治ることはないため、早めの治療が必要です。

根管治療後の再発（根尖性歯周炎）

根っこの治療である根管治療を受けた後に、再感染することで歯茎から膿が出るようになることがあります。根管治療後の再発も、病理学的には根尖性歯周炎に含まれます。

根管治療では、細菌感染した歯髄や周辺組織を取り除いて消毒・洗浄を行います。しかし、歯の根は細く枝分かれしているため、根っこの中に細菌が残ってしまうことがあります。

また、被せ物の下の隙間から細菌が入り込み、虫歯ができてしまうことで、再感染することもあります。このように、治療をした後でも再び根尖性歯周炎が起きる事があります。

根管治療後の再発も、根尖性歯周炎と同じように膿がたまり、歯ぐきに出口（瘻孔）ができて膿が出ることがあります。症状も基本的には根尖性歯周炎と同じですが、すでに治療を受けた歯で再び起こるのが特徴です。

歯根嚢胞（しこんのうほう）

歯根嚢胞（しこんのうほう）になると、歯ぐきから膿が出るようになることがあります。根尖性歯周炎が長期間放置され慢性化すると、根の先にたまった膿が膜で覆われ、丸い袋状に形成されます。

このように、歯の根の先端に膿や液体がたまった袋ができた状態を歯根嚢胞（しこんのうほう）と呼びます。

歯根嚢胞は、まだ一度も根管治療を受けたことがない歯でも、すでに根管治療を受けた歯でも起こり得ます。つまりどちらの場合でも根尖性歯周炎の状態が慢性的に続くと、歯根嚢胞に発展する可能性があるのです。

初期の段階では、ほとんど症状がないままゆっくりと進行していきます。ですが、袋の中の内容物や膿が増えると、周囲の骨を溶かし、歯ぐきに出口（瘻孔〔ろうこう〕）をつくって膿が出てくることがあります。他にも、歯根嚢胞が進行すると以下のような症状が出てくることがあります。

歯の根の先のズキズキとした痛み
歯が浮いたような感じがする
噛んだ時に痛みや違和感がある
歯ぐきが腫れる
重症化すると激しい痛みや発熱、頭痛や鼻の症状全が出ることがある

歯根嚢胞は根尖性歯周炎と同じく自然に治ることはありません。そのため、早めに歯科で治療を受けることが大切です。

歯周病

歯周病が進行している場合も、歯茎から膿が出ることがあります。

歯周病は、歯の周りにたまったプラーク（細菌）に含まれる、病原性が強い細菌の活動によって、歯の周りの歯茎や骨が壊されていく病気です。

歯周病はほとんど症状がないまま進行していきますが、進行とともに歯を支えている骨が溶けいくと、症状の一つとして歯ぐきから膿が出るようになることがあります。

他にも、以下のような症状がでることがあります。

歯が揺れる
歯ぐきから出血する
歯が浮いたような感じがする
噛むと痛みがある
歯茎を押すと痛い

歯周病が重症化すると、最悪の場合、歯を抜かないといけない状況になってしまいます。日本人の歯を失う原因の第一位は歯周病でもあります。

歯の根っこが折れている

歯の根っこが折れている場合も、歯茎から膿が出ることがあります。歯の下部の根っこ（歯根）に亀裂が入る、又は割れている状態を歯根破折と呼びます。

亀裂や破折の生じた場所、規模にもよりますが、歯根破折が起きると歯茎から膿が出ることがあります。これは、亀裂や破折部の割れた部分から細菌が侵入し、歯根の周囲に感染が起きて炎症が起こるためです。

他にも次のような症状が出ることがあります。

歯が急に痛くなった
食事をすると歯がしみるようになった
噛む時に歯が痛い、違和感がある
歯茎が腫れる、出血する

歯の根っこの先に膿が溜まったときは根管治療が必要！

歯茎から膿が出ている状態を治すためには、細菌感染を引き起こしている原因に応じて、適切な治療が必要になります。

ここで、歯ぐきから膿が出ている時、すべての場合が根管治療になるわけではありません。

治療は大きく3つに分かれます。

根管治療（感染根管治療）が必要な場合
根管治療でも治らない場合
根管治療が不要な場合

順番に見ていきましょう。

根管治療（感染根管治療）が必要な場合

根管治療（感染根管治療）が必要になるのは、以下の場合です。

根尖性歯周炎（重度の虫歯、根管治療後の再発）
歯根嚢胞

神経が生きている段階（歯髄炎）の場合は「抜髄」という根管治療になりますが、感染が進んで歯ぐきから膿が出ている状態では、「感染根管治療」を行います。

また、歯根嚢胞に対する感染根管治療は、嚢胞が比較的小さい状態で行うことが多いです。歯根嚢胞の大きさによっては、外科治療や抜歯が選択されることもあります。

根管治療でも治らない場合

根管治療を行っても、改善が難しいケースがあります。根尖性歯周炎や歯根嚢胞の感染やダメージが大きすぎる場合には、外科的処置や抜歯が選択されます。

根管治療で感染を取り切れない場合	歯根端切除術と呼ばれる外科的処置を行うことがあります。麻酔をして歯ぐきを切開し、膿と根っこの感染した先端を取り除きます。
虫歯や膿の広がりが大きい場合	歯自体の虫歯が大きすぎたり、膿によって骨が溶けている部分が大きい場合は抜歯を行うこともあります。

根管治療が不要なケース

根管治療が不要な場合は、歯周病と歯の根っこが折れている場合です。

どちらも、感染を引き起こしている場所が根っこの中ではなく、根っこの外側にあるため、根管治療ではなく他の治療が必要となります。それぞれ順番に見ていきましょう。

歯周病	歯周病は根の外側で炎症が起きているため、根っこの内部にアプローチする根管治療では治りません。歯ぐきから膿が出ている原因が歯周病の場合は、専門的な歯周病治療を行う必要があります。重度歯周病の場合は抜歯を行うケースもあります¹。
歯の根っこが折れている	歯の根が物理的に割れている場合、根の亀裂から細菌が入り続けるため、根管治療では治りません。破折の部位と程度によって、治療ができるケースと、治療が困難であり抜歯になるケースがありますが、ほとんどの場合が抜歯することになります。

根管治療について詳しく説明！

一般的な治療の流れ

感染根管治療の基本的な流れは、以下の通りです。

診査・検査
感染部位を取り除く
根管内の洗浄・消毒を繰り返す
根管の中に薬剤を詰める（根管充填）
土台、被せ物の治療へ

順番に見ていきましょう。

診査・検査

問診や診査、レントゲン写真撮影検査、必要に応じてCT撮影を行い、歯の状態や感染の広がりを診断します。

感染部位を取り除く

虫歯になっている部分を取り除きます。被せ物や土台、過去の根管治療で詰めた材料がある場合はそれらを取り除き、専用の器具を用いて根管内の感染部分を取り除いていきます。

根管内の洗浄・消毒を繰り返す

根管内の細菌を除去するために、強力な消毒薬を用いて、根管内の洗浄と消毒を繰り返します。

根管の中に薬剤を詰める（根管充填）

洗浄と清掃によって根管内が無菌化されたら、専用の薬剤で根管内に隙間が無いように封鎖します。この処置は根管充填と呼ばれ、根管治療の最終段階の治療となります。

土台、被せ物の治療へ

根管治療が完了した後は、土台を作り、その上に被せ物を作って噛める状態にしていきます。

治療回数の目安

感染根管治療の治療回数は一般的には3回～5回程度ですが、症例によっては5回以上かかることもあります。

これは、以下のような3つの要因が絡んでくるからです。

感染の広がりの大きさ

根っこの先端に広がっている感染の大きさによって、治療回数が変動します。

感染範囲が大きければ清掃と消毒に時間がかかるため治療回数が増えますし、逆に範囲が小さければ少ない回数で治療を終えられる可能性があります。特に膿がたまっているような場合は感染が治るまで回数が増える傾向にあります。

根っこの形

根っこの形によって治療の難易度が変わってくるため、治療回数にも影響が出ます。まっすぐで単純な形だと治療はスムーズに進みますが、根っこの形が複雑だったり、根っこの中が狭くなっていると治療に時間と手間がかかるため治療回数が増えることがあります。

歯の種類

歯の種類によっても治療回数が変動します。前歯は根管の数が少ないので、治療回数が少ない傾向にありますが、奥歯は根管が複数存在するため、清掃や消毒に時間がかかるため治療回数が増える傾向があります。

痛みが出た場合の対処

根管治療の後は、数日間にわたって痛みや違和感を感じることがあります。

強い不安を覚える方もいらっしゃいますが、通常は一時的な反応であり、多くの場合1週間ほどで症状が落ち着いていくことが報告されています²。

ここでは、根管治療後の痛みに対する対処法を3つご紹介します。

痛み止めを飲む
強く噛まないようにする
痛みが強い、1週間以上痛い場合は歯科医院を受診する

痛み止めを飲む

根管治療後に痛いと感じる場合は、痛み止めの服用が効果的です。

根管治療後の痛みは身体の生体防御反応の1つであり、数日で収まることが多いため、痛くてつらいときは我慢せずに痛み止めを飲み、様子をみましょう。

強く噛まないようにする

根管治療をしている歯では強くかまないようにしましょう。

治療中の歯は敏感なため、噛む刺激によって痛みを誘発させるだけでなく、歯の強度も落ちているため、強くかむことで亀裂や破折のリスクがあります。そのため、治療している歯を避けて噛むようにしましょう。

痛みが強い、1週間以上痛い場合は歯科医院を受診する

根管治療後の痛みが強い場合や、痛みが1週間以上続く場合は歯科医院を受診しましょう。

痛みの原因を取り除くために処置が必要な場合があるからです。痛みを引き起こしている原因を特定し、歯科医師による適切な処置を受けることで、痛みを改善させ、合併症のリスクを減らせます。

根管治療後の痛みについて詳しく知りたい方は、下記の記事ををご覧ください。

根管治療後もズキズキ痛いのはなぜ？いつまで？9つの原因と対処法を解説

歯の根に溜まった膿を放置するとどうなる？

歯ぐきから膿が出ている場合、自然に治ることはありません。放置すると、感染は時間とともに進行し、次のようなリスクを伴います。

炎症や感染が歯の周りに広がる
抜歯になるリスクが高まる

炎症や感染が歯の周りに広がる

膿が出ているということは、すでに歯や歯の周りで細菌感染が起きているサインです。

放置すると炎症は歯の根の周囲や顎の骨に広がり、歯ぐきの腫れや顔の腫れ、発熱を伴うこともあります。放置すると膿が広がり、顔や首が腫れる蜂窩織炎や、副鼻腔炎などの合併症につながることがあります。

ごくまれに全身に広がって敗血症を起こす危険もあるため³、早めの受診が重要です。

抜歯になるリスクが高まる

感染や炎症が広がると、歯を支えている骨が溶けてしまい、歯を残すことが難しくなります。

結果的に抜歯が必要になるケースも少なくありません。早期に根管治療などの適切な処置を受けることで、歯を保存できる可能性が高まります。

もう膿に悩まされたくない…根管治療を任せる歯科医院の選び方

根管治療は、歯の内部にある直径0.1〜0.3mmほどの細い管を掃除・消毒する、とても繊細な治療です。そのため、歯科医師の技量や使用する機材によって、治療の精度が大きく変わります。

したがって、どの歯科医院を選ぶかが、歯を残せるかどうかの大きな分かれ道になります。

ここでは、歯科医院を選ぶ際の4つのポイントをご紹介します。

マイクロスコープ（顕微鏡）を使っているか
ラバーダムを使用しているか
CT撮影設備があるか
根管治療が専門の歯科医師が在籍しているか

マイクロスコープ（顕微鏡）を使っているか

マイクロスコープ（顕微鏡）があるかどうか確認してみましょう。

根管は非常に細く、曲がっていることも多いため、肉眼だけで治療するのは限界があります。マイクロスコープを使用することで、以下のような利点があります。

隠れた根管を発見できる
汚れの取り残しを減らせる
歯を削りすぎずに済む

歯科医院のホームページに、マイクロスコープの使用写真があるかどうか確認してみるとよいでしょう。

ラバーダムを使用しているか

根管治療の際にラバーダムを使用している歯科医院を選ぶとよいでしょう。

【補足：ラバーダムとは？】

ラバーダムとは、治療中する歯だけを露出するために、歯に金具を設置し薄いゴムのシートを貼る処置のことです。根管治療や虫歯の詰め物の治療でしばしば用いられます。

ラバーダムをするメリットは、以下の通りです。

治療している部分に唾液や細菌が入るのを防ぐことができ、二次感染の予防になる
治療中の薬剤の漏れを防止する
器具を間違って飲み込むことを防ぐことができる

利点がたくさんあるラバーダムですが、以下のような人は注意が必要です。

口呼吸の人：鼻呼吸ができず口呼吸がメインの人は、ゴムで口を覆うため息苦しくなる可能性があります
ラテックスアレルギーの人：治療前に伝えておきましょう、ラテックスフリーのラバーダムシートもあります
残っている歯がほとんどない人：失われた部分が大きい場合は金具をかけるのが困難であり、ラバーダムができないことがあります

ラバーダムは、非常に効果のある処置であり、海外の先進国では当たり前のように使われておりますが、日本の歯科医院ではあまり普及しておりません。

理由として、以下のような事情があります。

ラバーダムは手間とコストがかかる
ラバーダムの保険診療点数が0点のため、歯科医院側の利益が出ない

このような理由によって、日本の歯科医院でのラバーダム使用率は低くなっています。

ラバーダムを使う医院は、感染予防に対して真剣な医院といえます。HPに「ラバーダム使用」と明記してあったり、治療風景の写真があると安心です。

CT撮影設備があるか

歯科医院にCT撮影設備があると安心です。

レントゲンでは、根の形や膿の広がりを正確に把握できない場合があります。

特に再発しているケースでは、CT画像による3D診断がほぼ必須です。CTがあることで、以下のように詳しく診査できます。

根の本数・形
根の先にある病変の大きさ
神経以外の隠れた問題（破折など）

精密な診断は、そのまま治療の成功率に直結します。来院前に、HPでCTの有無を確認しておくとよいでしょう。

根管治療が専門の歯科医師が在籍しているか

根管治療が専門の歯科医師が在籍している歯科医院を選ぶと良いでしょう。同じ歯科医師でも、専門によって根管治療の経験量には大きな差があります。以下のような点を確認してみるとよいでしょう。

「歯内療法専門」「根管治療専門医」といった表記がある
日本歯内療法学会、American Association of Endodontists（AAE、アメリカ歯内療法学会）などに所属している
治療の考え方が詳しく書かれている

根管治療の経験と知識が豊富な医師ほど、再発しにくい治療が期待できます。

根管治療なら永田歯科医院

永田歯科医院は、米国式根管治療を行う、東京都立川市柏町にある歯医者です。

当院では、CT活用や必ずラバーダム使用するなど患者が将来も安心して使えるよう、「最高クラス」の技術と内容にこだわっています。

日本に1人しかいない「トリプルライセンス」ドクターが率いるチーム医療が、圧倒的な知識と経験をもとに治療を行うため、どんな方でも安心して利用できる体制が整っています。

今なぜ歯ぐきから膿が出るのか、その理由をしっかりと検査し、原因と改善するための治療も行えます。歯ぐきから膿が出て悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

＼専門家と一緒に最適な計画を立てましょう／

無料カウンセリングはこちら

まとめ：歯の根に溜まった膿は根管治療で取り除けることが多い

本記事では、歯ぐきから膿が出る原因、根管治療が必要なケース、根管治療の流れや注意点について詳しく解説してきました。要点を以下にまとめましたので、おさらいしてみましょう。

歯ぐきから膿が出るのは、歯の周りで細菌感染が起きているサインで自然に治ることはありません。
重度の虫歯や根管治療後の再発、歯根嚢胞の場合は、根管治療（感染根管治療）が必要です。
歯周病や歯の破折が原因の場合は、根管治療以外の治療が必要になります。
膿が出ている状態を放置すると、歯を失うリスクが高まるだけでなく、まれに全身に感染が広がる危険もあります。

歯ぐきから膿が出ている状態は、早期に適切な治療を受けることがとても大切です。違和感や膿が気になったら、できるだけ早めに歯科医院を受診して、専門的な診断と治療を受けましょう。

【参考文献】
1.日本歯周病学会　歯周治療のガイドライン2022
https://www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_perio_2022.pdf?20241021
2.Jaclyn G Pak et al, Pain prevalence and severity before, during, and after root canal treatment: a systematic review. J Endod. 2011 Apr;37(4):429-38. PMID: 21419285 DOI: 10.1016/j.joen.2010.12.016
3.Saurabh Mannan et al, Dental Abscess to Septic Shock: A Case Report and Literature Review. J Endod. 2021 Apr;47(4):663-670. doi: 10.1016/j.joen.2020.12.016. Epub 2021 Jan 7. PMID: 33422573 DOI: 10.1016/j.joen.2020.12.016

インプラント（オールオン4）検討中の方へ。こんなお悩みありませんか？