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歯周病の治療方法とは?検査・治療・予防が超大切

歯周病は慢性疾患の一つ。私たちの健康にも大きく関わってきます。

歯周病になってしまったらどのような治療法があるのでしょうか。4つの治療法と、歯医者さんがここだけは伝えたい!と解説していく歯周病の検査や予防法についてもお話していきます。

YouTubeにて、動画でも歯周病の治療方法を解説しています。動画で見たい場合は、こちらをクリックしてみてください。

歯周病の治療法① クリーニングする

歯周病と診断されて、最初に行うのがクリーニングです。

歯垢(プラーク)と歯石を取ることで、普段の歯ブラシをしやすくしてあげます。

歯ブラシがしやすくなることで、虫歯歯周病を防ぎます。これをプラークコントロールといい、聞いたことある人も多いですよね。

ブラッシングだけで取り切れない歯垢や歯石は、歯医者さんで落とします。スケーリングと呼ばれる超音波でクリーニングする方法です。

ざらついて再度、歯石がつきやすい場合は、ルートプレーニングという表面を滑らかに削る処置を行う場合もあります。

歯周病の治療法② 歯肉切除

歯肉部分を切除する手術です。クリーニングで炎症が治らないといった場合に行われます。

歯周病の進行で歯茎が下がり、歯周ポケット部分が深くなっている場合、清掃しきれません。

そのため、ポケットが深い部分の歯肉を切除して歯周ポケットを浅くさせることで、取り切れなかった歯石を除去してあげるのです。

歯周病の治療法③ 再生治療

歯肉部分の切除を行った際に、部分的に失った歯茎部分を再生させる歯周組織再生療法があります。

組織生成を誘導する薬剤を失われた部分に入れて再生させる方法です。

歯周組織再生療法に関しては、健康保険が適用されないので自費治療になります。

歯周病の治療 ④抜歯

最悪の場合、抜歯になることもあります。歯周病は気がつかないうちにどんどん進行していく恐ろしい疾患です。気がついた時には歯がぐらついていることも珍しくありません。

他の歯を守るためにも抜歯した方が良いこともあります。早めの治療と普段からのメンテナンスを徹底することが大切ですよ。

歯周病治療前の検査方法と検査の重要さ

歯周病の検査につきましては色々とありますが、今回は以下の4つをご紹介します。

プロービング検査

歯と歯茎の間にある歯周ポケットの深さを測ります。

プローブと呼ばれるメモリがついた器具を使い、ポケットの深さを測定。

測定箇所は歯の表側の両端と中央部分、そして歯の裏側の両端と中央部分の計6か所。4㎜以上の場合は歯周病と診断されます。

更に詳細に調べる場合は、6か所以上測定する事も。

患者さんにとって、ツンツンと突かれる検査なので不快に感じる検査でもあります。

プロービング検査時に一緒にチェックしていること

プローブで歯周ポケットの深さを測定している際に歯茎から出血することがあります。

出血するのは、その部分が炎症を起こしている可能性があります。

歯磨きして血が出るなrあ、歯医者さんに相談してみると良いでしょう。歯周病がかなり進行している可能性もゼロではありませんから。

歯の動揺度

歯周病が進行していくと、歯茎が下がり、歯を支えている歯槽骨も溶けていきます。

そのため歯がぐらつきやすいです。

歯周病の進行具合の把握として揺れてくるのも臨床的な指標の一つになります。

ピンセットで歯の動揺度を調べ、0度~3度までで判定します。

PCR検査

PCR検査とは、プラークコントロールレコードの略で、歯周病の検査方法の1つです。

歯にどのくらいプラークがついているかを調べます。

小学校の時に、飴のようなもので歯を赤くする検査をしたことありますか?

実は赤く染まっているところにプラークがついている証拠。そして、あれこそPCR検査です。

歯の周りに、どの程度のプラークがついているか点数で計測します。歯科医師でも100点満点を取れないと言われていますので、いかに歯ブラシを完璧に行うのが難しいのかわかります。

歯周病予防やメンテナンスが大切

歯科医師でもPCR検査で100点満点はなかなか取れないことから、歯ブラシの難易度が非常に高いことがわかります。そのため、磨き方については歯医者さんに指導してもらいましょう。

特に、プラークがたまりやすい部分は念入りに磨いてみましょう。

  • 歯と歯の間部分
  • 歯と歯茎の根元部分
  • 奥歯

この3つは、プラークがたまりやすいです。

そして、歯周病治療を行った後も定期的なメンテナンスをおすすめしています。

虫歯や歯周病になってからの方が、お金も時間もかかってしまいます。メンテナンスこそ、治療代を節約する方法なのです。

まとめ

歯周病は慢性疾患です。

「お金はいくらでも払うので、いますぐに治してください!」と来院されても難しいです。

  1. クリーニング
  2. 歯肉切除(外科治療)
  3. 歯周組織再生療法
  4. 抜歯

という治療の流れがあるように、徐々に対応していくのが歯周病の治療です。また、検査や予防が何より大切。

歯を失わないために、自宅での歯ブラシと歯医者さんでのメンテナンスが重要なのです。

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