多摩モノレール「砂川七番駅」降りてすぐ

〒190-0004 東京都立川市柏町3丁目1-1

042-536-4605

診療時間 9:00 ~ 17:30

※受付は17:00まで ※休診日:祝日

キービジュアル

歯周組織再生療法」にも対応

〜次の取り組みも実施〜

  • 再発防止
  • 「短期集中治療」
  • 「口臭」の改善

歯周病の「本当の怖さ」を知っていますか?

いま日本人の約8割が「歯周病」だと言われています。多くの方はまだご存じないと思いますが、歯周病が進行すると以下の問題を引き起こします。

ドクター
  • 歯がぐらつき、最終的に歯が抜け落ちる
  • 心筋梗塞、脳卒中、糖尿病など「全身疾患」を引き起こす
  • 「アルツハイマー病」との関連が指摘されている
  • 低体重の出生児が産まれるリスクがある

このように歯周病は大変恐ろしい病気です。

当院では重度の歯周病でも改善し、再発を防ぐ「治療プログラム」があります。そして、歯科医師の多くが「歯周病認定施設」で専門コースを受講しております。

そのため、歯周病の基本治療から重度の方向けの「歯周外科治療」「歯周組織再生療法」まで対応可能です。また、当院では他の歯科院ではなかなか対応できない「根面被覆処置」も行っています。

それぞれの治療法を詳しくご紹介する前に、歯周病を何度も再発している方にお伝えしたいことがあります。次章を必ずお読みください

なぜ、歯周病は「再発」してしまうのか?

以下のようなお悩みはありませんか?

  • 治療を繰り返した挙句、抜歯と言われた
  • 治療を続けても、ゴールが見えない
  • 歯周病が原因で、歯がなくなってきている

治療を行っているにも関わらず、このような状態になるのはなぜだと思いますか?
大きく2つの原因があります。

原因1 毎日の歯磨き/生活習慣が良くない

タバコ

歯周病は「生活習慣病」です。歯科医院での治療はもちろんですが、規則正しい食生活や適切なブラッシングが行われていないと、いつまでも歯周病のリスクは残っていることになります。

原因2 歯科医院での処置が「科学的」でない

細菌

歯周病は「細菌による感染症」です。歯垢や歯石の除去は治療の基本ですが、それだけでは不十分なことがあり、目に見えない細菌へのアプローチも重要となります。

治療を続けているのに、症状が良くならない方は、こちらの両方またはどちらか1つに原因があることが多くなります。

このままでは治療に終わりが見えないとお悩みの方、当院では「セカンドオピニオン」に対応していますので、一度ご相談ください。

永田歯科医院式・歯周病治療体制

それでは、当院で行っている歯周病治療についてご紹介します。

当院では治療を始める前に、患者様の歯周病の状態について正確に把握するため、しっかりと検査を行います。

「検査と診断」に関して

咬合検査

咬合

外傷性咬合」かどうかを確認します。歯周病と症状がよく似ており、治療法も歯周病とは異なるため、始めにしっかり診断します。

CT検査/レントゲン検査

CT

歯周病は顎の骨を溶かしていく病気ですので、現状「顎の骨」がどうなっているかをCTレントゲンで確認します。

唾液検査

唾液検査

唾液検査により、お口の中の細菌の種類や量唾液緩衝能(歯が溶け始める酸性の状態から中性に戻す力)がわかります。細菌の種類によって、有効な薬品や治療法は異なります。検査でわかった情報を基に、オリジナルの治療プログラムを作成します。

口臭検査

口臭測定器

口臭の原因は、歯周病菌が放出するガスです。特殊な測定器により、ガスについて調べ、重点的に処置します。

「細菌」にアプローチする治療

治療

診査診断後に、患者様に合った「治療計画」を作成し、治療を始めます。

歯周病は細菌による「感染症」です。治療の基本は細菌の塊である「歯垢や歯石」の除去です。「PMTC」(専門の機器を用いたプロによるクリーニング)、「TBI」(ブラッシング指導)、「PCR」(プラークコントロール)等を行います。しかし、これだけでは改善しないことがあります。当院では治療効果を高めるために、目に見えない細菌へのアプローチも行っています。具体的にご紹介します。

歯周内科療法

ジスロマック

抗生物質を内服していただき、歯周病菌を殺菌します。細菌の種類に応じて、効果的な薬品は異なります。当院では、「ジスロマック」「オーグメンチン」「サワシリン」「エイナグ」「フラジール」など、さまざまな薬品の中から、原因菌にもっとも効果があるものを処方します。

レーザー治療

レーザー

当院では、多くの症例で積極的にレーザー機器「ライトウォーカー」を活用しています。ライトウォーカーの「Er-YAGレーザー」には強い殺菌効果があります。
歯周病の原因となる細菌は、歯の周りの歯周ポケットに潜んでいます。歯周ポケットの中にレーザーの光を照射することで、深く複雑な形をした歯周ポケットの中を殺菌します。

3DS

3DS

専用のマウスピースに「薬剤」を入れて、歯の表面を除去する治療法です。

殺菌水(電気分解水)

殺菌水

電気分解水とは非常に純度の高い食塩とイオン交換水で精製された、殺菌力の高い人体に安全な「除菌機能水」です。
これを利用すると、お口の中の歯周病菌を細胞レベルで除去できます。

エアフロ―(EMS社製)

EMS

ジェット水流で微粒子パウダーを吹き付けて、プラークなどを隅々まで除去します。
歯面に直接触れないため、歯などを傷つけるリスクがありません。

失われた骨を再生する「歯周組織再生療法」

治療3

歯周病が進行すると、顎の骨が溶けていき、歯がグラグラするようになります。こうなってしまうと通常「抜歯しましょう」と言われることが多いのですが、抜歯を回避する治療法があります。「歯周組織再生療法」という治療法です。当院では「GTR法」「エムドゲイン療法」「PRGF」の3つの治療を行っています。それぞれ詳しくご紹介します。

GTR法

GTR

歯周病を治療すると、失われた歯肉や骨は少しずつ再生していきます。実は、骨にも再生する能力が備わっているのです。ところが、骨よりも歯肉の方が再生するスピードが速く、本来は骨が再生するべきスペースを歯肉が埋め尽くしてしまいます。このため、実際に骨は再生されません。

そこで、歯肉の再生スピードを抑え、骨の再生を促す治療法が「GTR法(誘導組織再生法)」です。骨が再生するべき場所を「メンブレン」という膜で保護することで、骨が歯肉に邪魔されずに再生します。

GTR

エムドゲイン療法

エムド

歯肉を切開し、あごの骨がなくなった部分に「エムドゲイン」という薬品を塗布します。これらの薬品には、たんぱく質が含まれており、骨の再生を促します。個人差はありますが、およそ数ヶ月から1年程度で骨が再生します。

骨が再生すれば、抜歯の必要はありません。

PRGF

PRGF

PRGFは、成長因子を含む血漿をゲル化させて使用する治療法です。骨の再生だけでなく、歯茎の再生にも効果的です。
患者様自身の血液からゲルを作るため、アレルギー反応が少ないというメリットもあります。

重度の方には「歯周外科治療」で対応/マイクロスコープ活用

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歯周病が重度になると、歯周ポケットが深くなり、通常の器具では届かない場所に「歯石」が溜まります。そのような場合、外科的な歯周病治療が必要となってきます。これらの治療は非常に繊細な作業が要求されますので、当院では「マイクロスコープ」(歯科用顕微鏡)により、視野を拡大して処置を行っています。

歯周ポケットの奥の「歯石」を除去
「FOP法(歯肉剥離掻爬手術)」

FOP

歯周ポケットの奥深くに蓄積している「歯石」を除去するために、歯茎を切開し、付着している汚れや歯石を取り除いて縫合します。歯周ポケットも浅くなりますので、プラークが溜まりにくくなり、衛生状態が良くなります。

分岐部病変を治療する
「ルートセパレーション」

分岐部病変

奥歯は歯根(歯の付け根)が複数に分かれており、通常であれば奥歯の付け根は歯茎に埋まっている為、分岐部(歯根の分かれ目)に歯垢や歯石が溜まることはありません。

しかし、歯周病が進行し、歯茎が下がると「分岐部」が露出し、歯垢や歯石が付いたり、虫歯になることがあります。

「分岐部」の病変ですので「分岐部病変」といいます。(右の写真の赤丸部分)。ここには治療器具は届きませんので、治療が行えません。

歯を分割して、治療器具が分岐部に届くようにするのが「ルートセパレーション」です。
分割した歯は治療後、被せ物をして、見た目も回復させます。

見た目を回復させる「歯肉移植手術」

歯周病の治療が終わった後、歯茎の腫れが収まると「歯茎が長く」なったように見えます。
これは歯周病で歯茎が退縮したために起こります。

歯肉移植手術」により見た目を良くすることができます。
これは「根面被覆処置」とも呼ばれ、歯茎の組織を移植して歯の根面を覆う治療法です。

歯肉移植手術

この治療は非常に難易度が高いもので、どの歯科医院でも対応できるものではありません。当院では対応しておりますので、ご相談いただければと思います。

治療の説明歯周病や加齢、歯ぎしり、強い力でのブラッシングなどにより下がってしまった歯茎に、上顎から採取した歯肉を移植することで、審美面を改善する治療法。
費用5.5〜11万円(税込)
リスク/副作用完全に組織が元通りになるわけではない。歯周組織が再生するまで数か月程度かかる(個人差あり)。患部の感染により移植した歯肉が安定しないことが稀にある。また、喫煙している方は期待通りの効果を得られない場合がある。

「短期集中治療」/FMDも行っています

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治療を短期間で終わらせたい患者様に「FMD」という治療法をご提案します。(※但し適応症例は限られます)

通常、歯周病の治療はお口の中を数ブロックに分けて治療を進めます。歯周病菌は2週間ほどで再増殖するため、処置をしたブロックがまた歯周病菌に侵されてしまうことがあります。

そういった状況を防ぐために、1~2回の処置で歯周病菌を一気に駆除し、再感染しないようにする治療法となります。

その他、当院が行っている歯周病治療へのこだわり「噛み合わせの回復」

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歯周病によって、歯を失うと、噛み合わせが悪くなり、歯並びも悪くなります。

皆様は「噛み合わせ」が悪くなっても問題ないのでは?と思うかもしれませんが、決してそのようなことはありません。噛み合わせが悪くなってくると、歯全体で「噛む」力を分散させることができず、特定の歯に過剰な噛む力が加わることになります。そうすると、その歯が「動揺」することで、歯と歯肉の間に溝ができ、そこに歯周病菌が入り込める環境が作られるのです。

また、噛み合わせがおかしくなることで「肩こり」「頭痛」「腰痛」など体の不調が出る可能性があるともいわれます。そこで、当院では歯周病治療とともに、適切な噛み合わせの回復を考慮に入れた包括的な治療を行っています。

【歯周病に関する基本情報】歯周病の進行と治療法

歯周病は、歯周病菌によって引き起こされる「感染症」です。
健康な歯茎はうすいピンク色で引き締まっています。歯周病菌が悪さをすると、最初は歯茎だけに症状が現れ、歯茎が膨らみ歯磨きを行った際に出血します。
この段階で「歯肉炎」といって、正しい歯磨きと歯石の除去で、菌を減らすことで健康になります。(下図の②の状態)

ところが、更に菌の活動を許すと、歯を支える骨が溶け出し、いよいよ歯が揺れて「よく噛めない」「歯茎がやせて歯と歯の間にものが詰まる」「冷たいものがしみる」、さらには「歯茎が腫れる」といった症状が出てきます。

やっかいなのはいったん溶けた骨は元に戻ることはないし、ひどい場合には気づいた時には手遅れとなり、歯を抜くしかなくなりますので、歯周病は非常に怖い病気です。

①健康な歯茎②歯肉炎③軽度歯周炎④中等度歯周炎⑤重度歯周炎
維持
維持
治療
治療
治療
治療
治療
治療
治療
治療
メンテナンスクリーニングクリーニング外科抜歯

院長メッセージ

歯周病は歯の周りだけの病気だから、最悪の場合でも歯を失うだけ」とお考えかもしれません。しかしながら、現実は大きく異なります。近年では、歯周病の原因菌とさまざまな「全身疾患」との関連が指摘されています。

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  • 糖尿病
  • 脳卒中
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 低体重出産
  • アルツハイマー病など

重度の歯周病の場合、軽度の人に比べ2年後に糖尿病が悪化する確率が5倍高くなります。
歯周病とアルツハイマー型の認知症には密接な関係があることが判明してきています。

歯周病は、歯の周りのお肉の病気と軽視せず、命にかかわる可能性がある重大な病気であると考えていただき、真剣に歯周病治療に取り組んでいただければと思います。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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