CO2 Laser Applications in Periodontal Therapy and Implant Site Development
2019年08月5日
こんにちは、歯科医師の新見です。
レーザーというと、なんかSFチックなイメージが多いのは私だけではないと思いますが、歯科治療では多様なレーザーが用いられております。その中でも炭酸ガスレーザーだけを丸一日かけて勉強する講習会に参加して参りました。
当院でも日々大活躍の炭酸ガス(CO2)レーザーなのですが、他のレーザーを比較すると波長がとても長いことが大きな特徴です。具体的に言いますと、歯科治療で用いる代表的な、半導体レーザー(波長 980nm)、YAGレーザー(波長 1,064nm)、なのに対して、炭酸ガスレーザーは波長が10,600nmと桁が違います!
つまり、長波長により粘膜浅層のみに反応し、深層への害がないことが大きな特徴です。
当院では、
①良好な軟組織切開
②大きな止血作用
③殺菌効果
④最小の創面収縮
⑤治癒の促進
を目的に、主にインプラント治療や歯周外科治療に炭酸ガスレーザーを使用しております。
最小の侵襲で最良の治癒を期待できるという画期的な炭酸ガスレーザーをこれまで以上に日常臨床に応用していきます!!