2019年10月2日
EAO Congress in Lisbon 2019 Day 2
この日の講演のトピックは
① IDR technique
② L-PRF
③ Zr Ceramic types
④VISTA
とどれも面白い内容でした。
①-③について、基本的なコンセプトは既に当院でも日常で行っている内容でした。私たちが行っていることは、グローバルスタンダードだと再確認でき、またアドバンスな内容について深く学ぶことが出来ました。
④VISTA
V : Vestibular
I : Incision
S : Subperiosteal
T : Tunnel
A : Access
非常に低侵襲で、尚且つ術後のパフォーマンスが高いこの手法はとても魅力的でした。
ただ、スピーカーの先生が適応の症例選択の重要性を述べており、審美部位の歯肉のリセッション全てに対応可ではなく、下記の症例については吟味すべきと仰ってました。
Buccal implant position
Narrow inter implant distance
Peri-implantitis
Implantは歯科治療の中でも、難易度が高い治療になります。
それは、外科手技、歯肉形成、補綴処置とあらゆる分野の知識、経験が必要になるからです。
VISTAは今後の臨床のオプションを一新する可能性を秘めているため、まず原著を読み研鑽に励みたいです。
新見大輔