摂食嚥下リハビリテーション #永田歯科医院 #立川
2020年03月16日
摂食嚥下リハビリテーション
要介護高齢者・障害者への歯科診療
3月14日土曜日の午後と15日の終日に新宿で行われた摂食嚥下リハビリテーションの勉強会に、毎週水曜日に往診を担当している山口先生と院長と私の3名で参加してまいりました。講師は、『長生きは「唾液」で決まる。』の著者の日本大学歯学部摂食機能療法学講座 教授の植田耕一郎先生です。
歯科でリハビリテーション?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
歯科診療には虫歯や歯周病の治療、入れ歯を作ったり口腔内の汚れを取り除くクリーニングを行ったりするだけでなく、口腔機能低下症や摂食機能障害と言われる口腔機能に関わる筋力の低下や口唇・舌の運動障害、唾液の分泌異常により食事の摂取が困難な方の食べる機能の回復・維持をサポートする分野もあります。つまり、全身疾患により筋肉がうまく動かせない、口が渇く、むせやすい、固いものが噛みずらいなど”食べたいを叶える”仕事でもあります。
今回の勉強会では、口腔機能の廃用予防や嚥下訓練、誤嚥性肺炎の予防を中心に学んできました。むせが出来ない方は誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。誤嚥性肺炎については専門家による口腔ケアを週一回3ヶ月続ける事により肺炎リスクを軽減させる事ができるそうです。また、口唇や舌、頬が上手く動かせないと美味しく物を食べる事が出来ません。食べられることがどれだけ幸せなことかを改めて感じることが出来た勉強会でした。
当院(歯科医院)に来院することが出来なくなったとしても、私たちがご自宅に伺い皆様の健康のお手伝いができるようになっていきたいと思っています。患者様やご家族の皆様との関わりやケアマネージャーさん、その他の関係者様と当院のスタッフのチームワークを大切にし皆様にとって一生のかかりつけ医に選んでいただけますよう日々研鑽してまいります。
現在、月曜日から金曜日まで訪問歯科診療を申し受けております。お困りなことがありましたらお気軽にお声がけください。
歯科衛生士 相澤