PHIJのオンライン講義を受けました:レポート報告①
2021年02月27日
PHIJのオンライン講義を歯科助手、歯科衛生士が受けてきました。そして、みなさんレポートにまとめてくれたので、そのレポートを公開しようと思います。
みんな熱心にレポートにまとめてくれて、アウトプットしていただきました。
正直、完成度の高いレポートばかりです。
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以下、歯科衛生士相馬のレポート。
Health Institute Japan 欠損⻭列重症化予防の為の 4 つの鍵
【良かったこと】
・咬合や⻭の本数に対する 意識が変わった ・オールオンフォーを勧めるメリットが前よりも更に理解が深まった ・今回の学会を通して今まで知らなかった事がわかり知識が増えた
【分からなかったこと】 ・オーバートリートメントとアンダートリートメントの意味や違いを理解できていなかっ た。
【これから何を私は変えるか】 ・義⻭を使用されている患者さんの欠損⻭列、顎堤等を良く観察する ・⻭を残すことも大事だが、無理に残すのではなく しっかりと噛める⻭があることが重要 というのを患者様に伝える ・義⻭よりもインプラントにするメリットや数年後の違いを伝える
【レポート】 今回の学会を通してわかった事は、守るべきなのは⻭の本数ではなく咀嚼機能や口腔機能 ということ、またアンダートリートメントを防止するためにターミナルデンティションを 定義し抜⻭して良いという意識を持つこと。 ターミナルデンティションとは、一度全抜⻭してインプラントにする事を表します。当院で もオールオンフォーという一度全抜⻭してインプラントにする術式があり、最初は⻭を抜 くと言うことに驚きがありましたが、今回の動画を視聴し、無理に⻭を残し義⻭を装着する ことにより顎堤が吸収し数年後の口腔状態が悪くなってしまう事が分かり、インプラント を入れ咬合支持を得ることの重要さが分かりました。
また、欠損⻭列の重症化予防の 4 つの鍵とは、欠損⻭列の連続した慢性疾患を捉え、重症度 を正確に評価すること。最初に起こった欠損への対応を間違えない事。インプラントよって 咬合支持を回復することで欠損拡大を予防。終末化した欠損⻭列に対しては、無⻭顎化によ る加圧因子の排除もしくはインプラントによる咬合支持の追加による対応が推奨される。 でした。最近はメンテナンスで患者さんの口腔内を見てケアをして行く機会が増え、中でも 義⻭を使用されている方も多いので、以上のことを踏まえドクターだけでは無く、衛生士の 立場で考えインプラントの提案をスムーズに出来るようになりたいと思いました。